23日、東京地裁に姿を現したのはタレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ被告です。
「私、瞬間湯沸かし器みたいなところがある」などと、当時のマネジャーに暴行を加えた罪などについておおむね認めました。
タレントとしてテレビ番組やCMなどに出演していたデヴィ・スカルノ被告(86)。
マネジャーら2人に対する2つの暴行事件をめぐり、23日に開かれた初公判では起訴内容をおおむね認めつつも、被告人質問では一部の行為を否認しました。
1つ目の事件は2025年2月、東京・渋谷区内の飲食店で自身の事務所関係者とともに食事をしていた際に起きました。
検察側:
シャンパングラスは投げましたか?
デヴィ被告:
そんなものに手はつけていないと思っています。
デヴィ被告はこの席で、当時従業員だった女性との間で政治活動や芸能活動の方針をめぐり口論に発展。
その際、デヴィ被告がテーブルにあったシャンパングラスなどを女性従業員に向かって投げつけた暴行の疑いで書類送検されました。
当時の調べに対しデヴィ被告は女性従業員と意見の対立があったことは認めたものの、グラスなど投げつけておりませんと暴行について否認していました。
そして2つ目の事件が起きたのは、1つ目の事件から約8カ月後の2025年10月。
デヴィ被告の愛犬の治療が行われていた動物病院でのことでした。
デヴィ被告は愛犬の容体が急変したため病院に向かったものの、愛犬が死んだため病院側に抗議。
その際、当時マネジャーだった30代の女性が仲裁に入ったところ、殴る蹴るなどの暴行を加えた罪に問われています。
23日の初公判に出廷したデヴィ被告は、裁判官から起訴内容について問われると沈黙し、弁護人に向かって首をかしげるそぶりを見せました。
その後、弁護人が「記憶にあいまいなところがありますが、積極的に否認する趣旨ではございません」と述べ、起訴内容をおおむね認める形となりました。
1つ目の事件が起きた2025年2月といえば、デヴィ被告が「12平和党」なる政治団体を設立し、夏に予定されていた参院選に出馬する意向を表明した時期です。
この政界進出について被害女性が反対していたことから口論となり、暴行事件に発展したとみられていました。
この政治団体は、1つ目の事件が明らかになった2025年4月に解散。
その約半年後に2つ目の暴行事件が起きたのです。
23日正午すぎ、東京都内の自宅から姿を見せたタレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ被告。
「デヴィ夫人、初公判では何を主張される予定でしょうか」という記者の問いかけに、答えることなく向かったのは東京地裁。
2つの事件をめぐって問われているのはいずれも暴行罪です。
起訴状によりますと1つ目の事件は2025年2月、都内の飲食店で自身の事務所の女性従業員にシャンパングラスなどを投げつけたというもの。
2つ目の事件は2025年10月、東京都内の動物病院で当時の女性マネジャーに対し殴るなどの暴行を加えたというものです。
23日の初公判で起訴内容を問われたデヴィ被告は、自身の口からは何も発せず視線も弁護人のほうへ。
それを受け、弁護人が「積極的に否認する趣旨ではございません」などと述べ起訴内容をおおむね認めました。
その後の被告人質問で弁護人から1つ目の事件の被害者にシャンパングラスを投げつけたのか問われるとデヴィ被告は、「よく覚えていませんが、グラスにシャンパンが入っていたらぬれると思うが、(当時)そういったことはなかったと思います」と述べました。
また、2つ目の事件で被害女性のおなかを殴ったかと聞かれると「ありません。胸を押したぐらいはあると思います。体に触っていないと思います」と述べ、更に、検察側からシャンパングラスを投げたかを問われると「そんなものに手はつけていないと思っています。(Q.思っているだけ?)はい」と答えました。
また事件発覚後に政治団体が解散したことについて聞かれた際には「犬猫愛好者にとっての希望の光だったのに、彼らの失望、申し訳ない、情けない。一番の悲しみだった」と、無念の思いを口にしました。
また、デヴィ被告は「わたくし、瞬間湯沸かし器みたいなところがあるので、自制心をもって気を付けていきたい」などと述べました。
