リニアの静岡工区をめぐり、静岡県の鈴木康友知事が7月にも着工を容認する方向で最終調整に入ったことがわかりました。
リニアの静岡工区をめぐっては、前の川勝知事が2017年、工事で大井川の水が減ることに懸念を示し、沿線の自治体では唯一着工されていませんでした。
静岡県とJR東海は水問題や自然環境への対策について議論を行い、今年3月に終了。さらに、鈴木知事が着工容認の条件としていた住民への説明会は、6月22日までに全て終了しました。
こうした中、関係者によりますと、鈴木知事は7月にも着工を容認する方向で最終調整に入ったことが分かりました。
JR東海が必要な法令手続きを進めていることや、住民説明会で大きな混乱が無かったことなどから、一定の理解が得られたと判断したとみられます。
23日、名古屋市でJR東海の株主総会が開かれ、株主たちからは…。
株主ら:
「静岡県や静岡市、その他、関係流域自治体の方々の理解は深まっていると報告がございましたので、トンネル工事が進むのではないかと期待できる内容でした」
「滞っていたことがようやくとけてきて進んできたかなと思うので、うれしいと思います」
「工事を着手しても様々な問題が残ると思うんです。10年先になるかそれ以上先になるか、分からない状況」
今年、静岡工区の着工が始まったとしても、リニア開業までには10年以上かかる見通しで、総会では株主からリニア開業時期の見通しについて質問が上がりましたが、水野孝則副社長は、「静岡工区のトンネル掘削工事に着手したのち、しかるべきタイミングで示す」と述べるにとどめました。
