「ひとり鍋」が注目

体の芯から温まる鍋料理。一つの鍋をみんなで囲んで楽しむのが一般的だが、2020年はちょっと違うようだ。

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新崎真倫記者:
毎年展開されている鍋コーナー、2020年は1人用の小さな鍋の種類が増えています

ホームセンターのジョイフルエーケー屯田店では、1人用の鍋の品揃えを2019年の10種類から30種類へと大幅に増やした。

ジョイフルエーケー屯田店 田口祐介さん:
2020年はコロナ禍でライフスタイルが変わってきたのもあって、より世の中を反映した形で1人ひとつの鍋で食べる個食鍋をテーマにしました

新型コロナウイルスの影響でみんなで一つの鍋をつつくのではなく、1人一つの鍋をそれぞれが楽しむ「個食鍋」が注目されている。 こちらでは、1人用の鍋の売上が2019年の倍近くに増えているという。

ひとり鍋を後押しする動きはこんなところにも。

新崎真倫記者:
お鍋のスープの素がいま本当に種類豊富。今年は1人用の鍋の素の種類が増えているということです

手軽に作れるのも鍋の魅力の一つ。キムチ鍋や寄せ鍋、ちゃんこ鍋などのスープの素も1人用のコンパクトなものが増えている。北海市場屯田店では1人用のタイプの売り上げが、2019年と比べて約4割も増えているという。

そして、 いま、鍋の定番の具材が半額に。

客:
鍋をするので、値段は気にして見ています。ハクサイは値段を気にしながら。すごく安いと思う

客:
以前より少し安くなった。うれしいですね。鍋ものは特にこれから使いますからね

鍋には欠かせないハクサイの値段が大きく下がっている。4分の1カットで78円。9月までと比べると、半額に値下がりした。

北海市場 斉藤亮彦鮮魚部部長:
10月に入ってやっと値段も例年並みに下がってきた。寒くなり鍋の需要も高まって、ちょうど良い時に値段が落ち着いた

2020年は本州での夏の長雨などの影響で、価格の高騰が続いていたハクサイだが、北海市場屯田店では、9月末から北海道産ものが入ってくるようになり、値段が下がった。

その他、鍋の定番具材のキノコ類やダイコンも価格が安定しているという。 寒い夜は、お徳な野菜をふんだんに使った1人鍋で温まってみてはどうだろうか。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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