子供たちの遊び場に関する話題です。これからの季節、天候を気にせず子供たちを遊ばせられる場所はとてもありがたいですが、6月19日、宮城県岩沼市に新たな遊び場がオープンします。
今回はその遊び場をひと足早く体験。環境に適応した施設作りは都市の価値を高めるツールとして、存在感を増しています。
県内にある主な公営の屋内遊び場。料金は無料か民間施設に比べ、安く利用することができますが、大規模な施設は多くありません。
最近では、仙台市も市中心部にある西公園に、全天候型の「屋内遊び場」の整備を計画していて、2029年中の開館を目指すなど、ニーズの高まりがうかがえます。
こうした中、6月19日、岩沼市にオープンするのが、「子どもの遊びと交流基地『miiina』」です。
老朽化した「ハナトピア岩沼」をリニューアルしたもので、今回は、メインの施設となる子供の遊び場を、ひと足早く体験させていただきました。
岩沼市まちづくり政策課 岩本創太郎企画創生係長
「こちらがキッズ飛行船のエリアになります。今はまだ一部しかボールがないんですが、完成したときには一面がボールプールになる」
施設に入り、最初に設けられているこのエリアでは、ボールプールや大型遊具に加え、遊びに来た人たちに岩沼市について、知ってもらうための仕掛けも用意されています。
岩沼市まちづくり政策課 岩本創太郎企画創生係長
「こちらが岩沼市の形になっていまして」
Q.この濃い緑色のところが岩沼市?
「岩沼市の形になっています。市にあるいろんな施設、見どころ、動物がちりばめられているので、そこにボールを当てると反応して、分かるようになっている。市民も自分の住んでいる場所の施設がこれだと思ってもらえるし、市外から来た人も岩沼市がこういう場所なんだと知っていただけるコンテンツ」
「miiina」にある遊び場には、屋内でも子供たちが思い切り体を動かせるアスレチック遊具に加え、2歳までを対象に感触遊びなどができるエリア、木材の遊具を多く配置したおままごとや読書ができるエリアが設けられています。
また、子供用トイレはもちろん調乳機を備えた授乳室など保護者にとっても便利な設備が備えられました。
子供の対象年齢は0歳から12歳で、岩沼市民は1人300円、市民以外は1人600円で利用することができます。
また屋外には・・・。
記者リポート
「大きな樽がひっくりかえると、このように水しぶきが上がり近くにいるととても涼しいです。今年の夏も高い気温が予想されていますが、この新しい施設では屋外での暑さ対策にも力を入れています」
夏でも涼しく遊ぶことができる公営では珍しい大規模な水遊び場が設けられています。
今回、屋内だけでなく屋外の施設の充実を図った背景にあるのは、保護者からの声。
施設の整備にあたり、市が900人あまりの保護者を対象に行ったアンケートでは、屋内だけでなく屋外でも遊べる施設に多くの人が魅力を感じ、特に「水遊び場」を求める声が多かったことから、これらを併設することを決めたということです。
一方、近年の夏の暑さの下では子供はもちろん、見守る保護者の熱中症対策も必須。ミストを設置したほか、夏の時期にはテントなどで日陰をつくる対策も行う予定です。
岩沼市まちづくり政策課 岩本創太郎企画創生係長
「この遊び場については、近年特に激しくなっている猛暑の中でも、住民が元気よく遊んでいただける場所が必要ということで整備させていただきました。運営しながらいろんな声をいただくことになると思いますので、それはぜひ積極的に取り入れて検討していく必要あると思う」
屋内で遊べるアスレチックに…大規模な水遊び場。今回、市が施設を整備するにあたり大切にしたのは、「近年の環境変化に対応した子供たちの遊び場作り」だそうですが、暑さに強いまちづくりなどを研究している武蔵野大学の三坂教授は、今、行政主導のこうした取り組みが、都市の価値を高めることにつながると話します。
武蔵野大学 三坂育正教授
「子供が外で遊ぶとか、通勤通学、イベントなどに関しては、個人だけでなく環境自体を変える対策が必要だと思う。環境を変えるには公助、国や自治体、民間企業含めて取り組むべき課題。今回の施設もそうですが、暑さ対策をすることで、良い環境を提供できることは、施設や街のアピールにもつながると思います」
岩沼市としても「miiina」の存在が市の価値を高めることに期待を寄せます。
岩沼市まちづくり政策課 岩本創太郎企画創生係長
「たくさんの方に来ていただいて、この施設のことを良いなと楽しいなと思っていただける場所であれば良いと思うし、そこから岩沼市のイメージアップだったり、他の場所に足を運んでいただく機会の一つになれば良いなと思います」
岩沼市の「miiina」は、6月19日にオープンしますが、「あそびば」については、6月いっぱい、岩沼市民限定の開放となります。
利用は当日受け付けもしていますが、施設では受け入れ人数に限りがあるとして、事前の予約をおすすめしているということです。
