17日に最終日を迎えた、フランス・エビアンで開かれているG7サミット。
イランとの戦闘終結に向けた覚書の合意を発表したトランプ大統領ですが、ヨーロッパ各国との関係には微妙な距離感も見られました。
いよいよ最終日を迎えたG7サミット。
日本時間17日午後5時ごろ、各国のリーダーが顔をそろえました。
17日は経済成長などをテーマに話し合います。
15日にフランス東部・エビアンで始まったG7サミットは、アメリカとイランが戦闘終結にかじを切る中、世界が注目する会合となりました。
一方でホルムズ海峡への軍の派遣などを巡り、ヨーロッパ各国と対立してきたトランプ大統領はというと、フランスのマクロン大統領と握手をしても表情は硬いまま。
また首脳会談で、マクロン大統領が“アメリカとイランの合意を支えていく”と伝えた一方で、トランプ大統領は「支援はありがたいが必要ない。海峡開放はすでに合意済みだ」と話しました。
溝をうかがわせる場面は翌日にも見られました。
EUのフォンデアライエン委員長は各国の首脳とほほを合わせてあいさつをしますが、トランプ大統領には握手だけ。
ハグもなしです。
直後には、トランプ大統領がぽつんと独りぼっちになる場面も。
声をかけたのはイラン攻撃を巡り激しく対立したドイツのメルツ首相。
14日に80歳の誕生日を迎えたトランプ大統領に、サッカードイツ代表のユニホームを贈りました。
背番号は第47代大統領にちなんで「47」です。
この時の様子を取材したFNNワシントン支局・林英美記者は「各国の首脳らがハグや雑談を交わし和やかなムードの中、トランプ大統領は誰とも会話をせず、孤立をしている様子もありました。関税政策やイラン情勢をめぐりアメリカと各国には依然として大きな隔たりがあるとみられます」と、今後への不安を口にします。
G7の首脳は17日、アメリカとイランの戦闘終結に向けた合意を歓迎する共同声明を発表。
声明では、ホルムズ海峡における通航料の徴収に反対する立場を示し、G7の結束をアピールしました。
そのホルムズ海峡の開放についてトランプ大統領は「『60日間の無料化』との声もあるが、そうではない。恒久的に解放された時は、通行料は完全に、かつ永久に無料になる」と述べました。
世界が注目するアメリカとイランの覚書の署名式は、19日にスイスで行われる予定です。
