2022年に北海道・知床沖で遊覧船が沈没し、運航会社の社長が業務上過失致死の罪に問われている裁判で、釧路地裁は6月17日、禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。

 「判決が言い渡される前の桂田被告は、息を吐き、目を閉じ、やや緊張した様子でした。判決が言い渡された際は黙って言葉を受け止めていました」(八木隆太郎 アナウンサー)

 知床沖で2022年4月、遊覧船KAZU1が沈没し、乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明となった事故で、運航会社の社長・桂田精一被告(62)が業務上過失致死の罪に問われていました。

 裁判では、桂田被告が「事故を予見できたかどうか」が最大の争点となっていました。

 これまで検察側は「悪天候が予想された中で出航させることは、乗客を危険にさらすことだと予見が可能だった」として、禁錮5年を求刑していました。

 一方、弁護側は、事故の原因は遊覧船のハッチの不具合で、「国の検査で不具合が見過ごされ、把握できなかったため、事故は予見できなかった」と無罪を主張していました。

 釧路地裁の水越壮夫裁判長は「運航基準を超える悪天候の中、出航させることは沈没など事故を予見することができ、被告には過失がある」として、禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。

 この後、乗客家族側の会見などが予定されています。

北海道文化放送
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