阿蘇中岳付近で発生した遊覧ヘリの事故から約5カ月。熊本県警は、15日から
機体の引き上げや乗客などの救助活動に向けた作業を開始しました。
【大津善彰カメラマン】
「午前9時です。警察や消防、関係車両が火口周辺に向かいました」
ことし1月20日、阿蘇中岳付近で遊覧ヘリの行方が分からなくなり、火口内の斜面で大破した機体が発見されました。
熊本県警は、捜査の一環として機体の引き上げと、パイロットと台湾からの観光客
合わせて3人の救助活動に向けた作業を15日から開始しました。
引き上げは、県警と契約を結んだ千葉県の大昌建設が無人重機を使って行う方針で、
関係車両約10台が火口周辺へと入りました。
「トラックから資材を載せた黄色い車が降ろされます」
また、正午すぎには重機を載せた車両も火口周辺に入りました。
県警によりますと、15日は機体の確認や今後の対応を協議したということです。
一方、事故以降、火口見学に向かう道路は閉鎖され、観光客などは立ち入ることができません。
【中原理菜アナウンサー】
「事故からおよそ5カ月。機体引き上げに向けた作業が始まり、観光客や観光関係者はどのように受け止めているのでしょうか」
【福岡からの観光客】
「中に入れないので、下から。上がれるなら行きたかった」(きょうから引き上げの作業が始まったが…)「本当ですか。引き上げられたらいいですね」
【青森からの観光客】
「残念ですが、この景色を見られただけで良かった。(火口見学が再開されたら)見に来ます」
【産交バス 阿蘇山上ターミナル竹原 亜紀 所長】
「火口の方に登れなくて残念に思って帰るお客さんがたくさんいたので、心苦しい気持ちで5カ月、過ごしていた。これから夏休みに向けてお客さまが一日でも早く火口に登っていただけたら」
阿蘇火山防災会議協議会は関係者の火口周辺への立ち入りを15日から7月末まで許可。一日も早い解決が待たれます。