アメリカ政府高官はイランとの戦闘終結に向けた覚書について、数日以内に締結できるという見通しを示しました。
一方でイランの要求と隔たりがあり、調整が続いています。
アメリカ政府高官は戦闘終結に向けた覚書について、イランがホルムズ海峡を開放することや核開発の放棄、親イラン武装組織への支援の停止などが盛り込まれると明らかにしました。
また、「イランが核兵器について、期限を設けずに保有や開発を行わないと約束している」と話し、覚書の締結後、60日間で高濃縮ウランの廃棄など具体的な実施方法を協議するとしています。
そのうえで、政府高官は「数日以内に覚書の締結を見込んでいる」と述べた一方で「イランは文書に署名しただけでは何も得られない」と強調し、合意内容を履行すればイランへの制裁の緩和や凍結資産の解除を段階的に進める考えを示しました。
これに対し、イランのアラグチ外相は12日、覚書にはレバノンを含む全ての地域で戦闘を終結するほか、アメリカによる海上封鎖の解除などが盛り込まれているとしています。
また、アラグチ氏は核開発の問題は先送りしていて、覚書の締結後、60日間で交渉を行うとしていますが、合意が履行されない限り交渉は行われないと強調するなど、双方の要求には隔たりがあるとみられ、調整が続いています。