日本三景の一つにも数えられる人気の観光地である京都府宮津市の「天橋立」に10日、クマが出没した。
クマは海を泳いで渡り、その後住宅街に逃げ込んだところを駆除され、その間、街は緊張に包まれた。
一夜明けた11日、西中蓮アナウンサーがクマが出没した現場から中継で当時の状況を伝えた。
■天橋立は一時通行止めに
最初にクマが目撃されたのは19日午後4時半ごろで、約6時間後に麻酔銃で捕獲。その後駆除された。
西中蓮アナウンサー:この辺りで熊が出没して騒然としていたんですが、現在はかなり静かな状況になっています」
天橋立はクマの出没で通行止めになっていましたが、10日午前7時に解除されたということだ。

■クマは泳げる 40キロの速さでも走る
最初にクマが目撃されたのが天橋立にある白い建物周辺だった。
西中蓮アナウンサー:その後、警察官にクマが追われていて、南の松林をどんどん進んでいったところ、およそ2、300m進んだところで海へ入って行きました。
本当にスイスイと上手に泳いでいて、あの大きな体で、本当になかなかのスピードで進んでいるのが分かります。
専門家の方にお話を伺うと、クマは普段好んでは泳がないそうなんですが、器用ということもあって、泳いだほうが早かったり、身を隠せるなら泳ぐこともあるそうなんです。
その後、クマは反対側の岸に上陸して、砂浜を走った。
専門家によると、クマは約40キロの速さで走ることができるということだ。

■2日前から周辺では目撃情報が
クマはその後、雑木林に逃げ込み、麻酔銃で撃たれて捕獲。その後、駆除された。
このクマは全長1メートル37センチ、重さ97キロのオスの成獣だということだ。
西中蓮アナウンサー:宮津市によると、9日、10日は天橋立からおよそ3キロ北で5回ほどクマの目撃情報があったそうなんですね。
今回のクマがそのクマかは不明なんですけれども、京都府の担当者によると、 6月から7月はクマの繁殖期だそうで、オスがメスを探す旅に出る時期なんだそうです。
そして、山でメスに出会えなかったオスのクマが街までやってくることがあるそうなんですね。

■観光協会「クマの出没は想定外」
人気の観光地でクマが出没するという驚きの事態に、観光協会も「クマの出没は想定外だった」ということだ。
西中蓮アナウンサー:現在は対応マニュアルだったり、対策が無い状況になっていますので、警察や行政に任せるしかないのが現状です。
今日ここで一日取材していて、外国人観光客の方が多かったんです。なので、日本人の方だけではなくて、外国人観光客方への対策も必要だなと取材していて感じました。
クマの出没エリアが広がってきているいま、実際にクマが出没した際の対策が求められている。また、クマが出没した際には外に出ないようにするなど、住民や観光客も適切な対応を取るよう心掛ける必要がある。
(関西テレビ「newsランナー」2026年6月11日放送)

