メスだけで繁殖し、生態系に悪影響を及ぼす恐れがある特定外来生物のザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」。愛媛県は松山市の泉に定着した可能性が極めて高いと見ていて、今シーズンも捕獲調査に取り組んでいます。11日も生後間もないサイズながら繁殖できる個体などが捕獲されました。
「ミステリークレイフィッシュ」が見つかっているのは、松山市森松町の重信川の近くにある松原泉。愛媛県生物多様性センターは今シーズンの捕獲調査を始め、11日も村上裕主任研究員ら2人が取り組みました。
村上裕主任研究員:
「ミステリーフィッシュね、これね。(Q緑っぽいのは)野外でとれるのはこの色合いが多いですね」
2時間で捕獲されたのは13匹で、体長約1~4センチ程の生後間もないサイズがほとんどでした。ただ体長3センチ程のサイズになると…
村上主任研究員:
「これは卵を十分産める大きさですね。このサイズだと卵持ってるよね」
「ミステリークレイフィッシュ」は、メスだけで繁殖できるアメリカザリガニの仲間。最大10センチ程で、水草を荒らしたり小動物を捕食したりして生態系を壊す恐れがあるとして、2020年に特定外来生物に指定されています。
この松原泉では去年6月に初めて確認され、特定外来生物に指定されてから捕獲されたのは沖縄県と愛媛県と北海道(北海道は1匹のみで駆除済)のみです。
県生物多様性センターによりますと、松原泉では今年1月までに625匹を捕獲。体長3センチ位から繁殖することができ、この場所に定着している可能性が極めて高いと判断しています。
また国は愛媛県と沖縄県では、すでに「定着した」と公表されています。
センターは国の許可を受けて、捕獲した一部を室内で飼育しながら成長過程や産卵の時期を調査。愛媛県内での繁殖の実態解明へ研究を進めています。
村上裕主任研究員:
「こういった種はこれまでペットで販売されてきた種になります。野外で逃がされてしまうと、あっという間に増えてしまう可能性があって、そうならないためにも、ペットは最後までしっかり飼っていただきたい」
脅威の繁殖力をもつ「ミステリークレイフィッシュ」。愛媛県内では、ほかの場所でも生息している可能性があるとして、センターは今後も定期的な捕獲調査を続けていきます。
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