国の地理的表示保護制度・GIに登録されている「東根さくらんぼ」。この品質を競う品評会が開かれた。2026年は開花時期の天候に恵まれるなど実のなりが良く、優越をつけがたい審査となったよう。
この品評会は「東根さくらんぼ」の魅力の発信と品質のさらなる向上を目的に、毎年この時期に開かれているもの。
2026年は、東根市のサクランボ農家が丹精込めて栽培した「佐藤錦」60点が出品された。
審査員は県職員と全農山形・東根市の担当者3人が務め、色や実の張り・箱の詰め方などを比較して選考にあたった。
(審査員・池田浩之さん)
「大変でした。みなさんレベルが高いので」
審査の結果、最優秀賞一席には「パック詰めの部」が元木美沙さん、「バラ詰めの部」は高橋尚達さんが選ばれた。
(審査委員長県北村山農業技術普及課・工藤信課長)
「サクランボ日本一東根の産地を代表する佐藤錦なので、予想はしていたが思った以上に良いものがそろったという印象」
入賞した「東根さくらんぼ」は11日に東京・豊洲市場で競りにかけられる。
2025年は過去最高となる1キロ150万円で落札されたものもあり、どんな値がつくのか注目される。
JAさくらんぼひがしねでは、不作だった2025年はサクランボの出荷が540トンと大きく落ち込んだ。
しかし、2026年は丁寧な人工授粉や開花時期の天候にも恵まれたこともあり、実のなりが良く、800トンの出荷を見込んでいるという。
<補足>
地理的表示(GI)保護制度とは、農産物のブランドを類似品や模倣品から保護する国の制度。
「東根さくらんぼ」は2017年に登録された。GIは、(地理的表示)Geographical Indicationの略。