時の価値を見つめ直すイベントが開催されています。
6月10日は時の記念日。
東京・銀座のシンボルともいえる時計塔で有名な「SEIKO HOUSE」で開催されているのは、時間に関する展示会「Exhibition 時 2026 わたしのリズム、みんなの時間」です。
時計の発展とともに変化してきた時間の感覚や歴史を振り返りながら、一人一人が「自分の時間」を見つめ直す仕掛けになっています。
会場は時計の内部構造を連想させる円形デザインで、ずらりと並ぶ木材は「時の揺らぎ」を表現しています。
まず手渡されるのは、紙でできた腕時計。
腕時計に投影される映像を通して現代とは異なる江戸時代の時間の感覚や、様々な生き物の時間の感覚を体験することで、日常の“腕時計の時間”から離れます。
時計になりきって自分の感覚で腕を15秒で1周させ、その様子を動画で撮影するブースもあり、来場者は「大人の私の時間はゆっくりだけど子供の時間は早かった。私たちの時間の流れは全く違った」と話しました。
同じ15秒でも感じ方は人それぞれ。
人と比べることで時間の感じ方が大きく異なることが実感できます。
そして、時間感覚がどのようなタイプに当てはまるのか診断ができるブースでは、4つの質問に答えるとマイペース型やバランス型など、自分の時間感覚のタイプが分かり、時間に対する考え方を見つめ直せます。
来場者(飲食業・20代):
色々な体験や診断ができるのが、見ているだけではなかったので面白かった。仕事から帰ってきて、結構だらだらとスマホを見てしまう時間が長い。時間は有限なので有効的に使っていけたらなと思った。
セイコーが発表した時間白書によりますと、タイムパフォーマンスを意識して行動する人は61.0%。
タイパはもはや当たり前の時代ですが、「立ち止まって考えたい」といったあえて効率を求めず精神的な満足度を重視する“メンタルパフォーマンス”も取り入れ「時間の使い分け」が広まっているといいます。
セイコーグループ・眞田伸子さん:
特に近年、大きな災害やコロナ禍なども経験して日本人の時間感覚が非常に多様化してきている。「自分の時間感覚はこうだったんだ。じゃあ、こう暮らし直してみよう」とか、自分の時間の使い方に生かせるような「何か」を発見していただけたらと思っている。