第175回芥川賞と直木賞の候補作が発表された。

直木賞の候補作には、初ノミネートとなるお笑いコンビ・オードリーの若林正恭さん(47)の「青天」など5作品が選ばれた。

若林さんは1978年東京都生まれの47歳。中学・高校の同級生だった春日俊彰さんとお笑いコンビ「オードリー」を結成した。若林さんはツッコミ。2008年の「M1グランプリ」では敗者復活戦から決勝ラウンドに進出し、2位となってブレイクした。コンビでの出演の他、テレビ番組の司会者としても活躍している。

直木賞の候補作となった「青天」は初の小説作品で、高校のアメリカンフットボール部を舞台にした青春小説だ。若林さんと春日さんも、ともに日大二高のアメフト部として汗を流した経験を持つ。

出版した文藝春秋によると累計発行部数は29万部で、異例のヒットとなっている。

若林さんはノミネートされたことについて「とにかくアメフトが好きで夢中で書いた作品なので、直木賞の候補作に選ばれるとは思ってもいませんでした。主人公のアリが、想像よりずっと力強く、遠くまで走っていくなあと。『そのまま直木賞にぶち当たってこい』と背中を見守る気持ちです。」とコメントしている。

直木賞にはこのほかに、3回目のノミネートとなる朝倉かすみさん(65)の「けんぐゎい」、
2回目のノミネートとなる凪良ゆうさん(53)の「多類婚姻譚」、
いずれも初ノミネートの蝉谷めぐ実さん(33)の「見えるか保己一」、
原田ひ香さん(56)の「#台所のあるところ」がノミネートされた。

芥川賞の候補作にはいずれも3回目のノミネートとなる鈴木涼美さん(42)の「悪い血」、
小砂川チトさん(36)の「ゾンビ回収婦」、初ノミネートとなる仁科斂さん(31)の「丹心」、
村司侑さん(46)の「ソリティアおじさんがいた頃」、八木詠美さん(37)の「アンチ・グッドモーニング」の5作品がノミネートされた。

選考会は7月15日に行われる予定だ。

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