2025年7月、大規模な軍事衝突が発生したタイとカンボジアの国境は、1年が経過した今も封鎖が続いていて、日系企業の物流にも影響が広がっています。
タイで家電製品用の配線部品を製造する日系企業「行田電線タイ法人」では、以前は日本からタイを経由してカンボジアへ部品を送り、完成品もタイを経由して日本へ輸出していました。
しかし国境閉鎖後は、日本とカンボジアを直接結ぶ物流ルートに切り替えました。
この影響で、輸送期間は1日から1カ月に延び、物流コストも約3倍に膨らんでいるものの、価格への転嫁を避けるため、増えた物流コストは自社で負担し続けているといいます。
行田電線タイ法人・坂口准也社長は「非常に影響が大きいので一刻も早く以前の状態、カンボジア・タイの国境を早く開いてもらいたい」と話しました。
2025年7月の軍事衝突以降、国境の検問所は封鎖される中、タイは国境沿いに高さ3メートルを超える壁の建設を続けるなど、物流正常化のめどは立っていません。
