息子をかたる特殊詐欺で、広島市の90代の女性から現金100万円をだましとったとして、暴力団組員の男が逮捕された事件で、警察は10日朝、組事務所を家宅捜索しました。
【向井 智美 記者】
「午前10時頃です。捜査員らが事務所の中に入っていきました。事務所周辺はものものしい雰囲気につつまれております」
警察によりますと、指定暴力団六代目共政会正木組の組員、西川恒平容疑者(43)は、去年2月、何者かと共謀し、広島市に住む90代の女性に息子になりすまして電話をかけ、仕事上のトラブル解決に必要な費用として現金100万円を要求し、だましとった疑いがもたれています。
県警の「繁華街・歓楽街総合対策推進本部」が、繁華街を中心に活動する正木組に対して捜査を進めていたところ、詐欺事件への関与が発覚。
西川容疑者は詐欺グループの指示役の1人とみられていますが、警察の調べに対し「何も知りませんとしか言えません」と容疑を否認しています。
警察は、詐欺で得た収益が正木組の資金源になっていた可能性があるとみて、調べを進めています。