この春熊本県で初めての女性消防署長が熊本市で誕生しました。熊本市の女性消防士1期生として任務に当たっている熊本市南消防署の松原署長を取材しました。
「ただいまから訓練を始めます」
真剣な表情で報告を受ける松原 亜佐美 署長。
この春 熊本県内で初めて誕生した女性の消防署長です。
松原さんは1988年、熊本市消防局に女性消防士の1期生として入庁。TKUのカメラは消防学校での訓練に励む新人時代の松原さんの姿をとらえていました。
【松原 亜佐美さん】
「建物の近くにいる人はホース収納の邪魔になりますので道を空けてください」
松原さんは消防学校を卒業後主に火災予防の啓発などを業務とする予防課に勤務し
2022年には初の女性管理職に登用。ことし4月1日付けで熊本市南消防署の署長に就任しました。
【熊本市南消防署・松原亜佐美 署長】
「身が引き締まる思いだが、女性ということ以上に消防署長として市民の安全を守ることに責任を重く感じている」
2人の子供を育てながらも市民の安全を守るため、消防の仕事に尽力してきた松原さん。
10年前の熊本地震の時には当時小学3年生だった息子を夫に預け約1時間の道のりを歩いて職場に向かったといいます。
【熊本市南消防署・松原亜佐美 署長】
「心配だし、かわいそうな思いをさせているというのはあるが、消防職員としての役割、職責を果たすしかないと。(当時は)消防隊の活動状況や被害状況を把握する役割」
熊本市消防局は 現在職員836人中40人が女性でその割合は全体の約5パーセント。「産前・産後、育児休暇の取得や時短勤務の活用により、女性が働きやすい環境作りに努めている」としています。
「道を切り開きたい」との思いで消防の世界に飛び込み、第一人者として活躍してきた松原さん。
「何事にも動じず、困難を成長に繋げたい」と話し後輩たちの成長にも男女問わず
期待を寄せていせます。
【熊本市南消防署・松原亜佐美 署長】
「凛として困難を糧にする。性別に関係なく今は多様性のある色んな立場の職員がいる。普段から互いに尊重し合って、連携できる組織が災害対応力を高めることができると思う」