国民民主党の玉木代表は9日、皇族数の確保策をめぐり「養子となった男子に男の子が生まれれば皇位継承権を持つ」と発言した森衆院議長に対し、「あまり議論を拡散させない方がよいのではないか」との考えを示した。
衆参両院の正副議長が取りまとめた「立法府の総意」案では、旧皇族の男系男子を養子に迎える案について、「養子自身は皇位継承資格をもたない」とするにとどめ、原案とした政府有識者会議の報告書に鑑み「慎重に制度設計を行うものとする」としている。
しかし、森議長は会見で「養子となった男子は皇位継承権を持たないが、(養子となった家に)男の子が生まれれば、その子は皇位継承権を持つことになる」と、一歩踏み込んだ。
玉木氏は9日の会見で、皇族数確保の議論を「非常にセンシティブな問題だ」として、「取りまとめをされる議長なので、全体会議で議論されたことの集約した結果を言っていただきたい」と、苦言を呈し、「生まれたお子さま、特に男子についてどうするかは、全体会議の中でも議論を十分にしていない。今回は皇族数の減少に歯止めをかけるという目的、その範疇の中でやってきた話だ」と指摘した。
玉木氏は、「皇位継承の話に広げると、まとまるものもまとまらなくなってしまうのではないか」と懸念を表明し、「立法府の総意として、ある程度の政党が納得、理解したものに限定して発信していただく方がまとまっていく」との考えを示した。