高齢者が手がけた絵画や工芸などを集めた作品展が岩手県盛岡市で始まりました。
70歳から書道を始めた88歳の女性が、初出品で佳作に選ばれています。
この作品展は文化活動を通じて高齢者に生きがいを感じてもらおうと毎年開かれていて38回目を迎えます。
会場には日本画や彫刻、工芸など6つの部門の作品、合わせて113点が並んでいます。
出品する資格は県内に住む60歳以上のアマチュアであること。テーマはなく、さまざまな作品が集まります。
79歳の名久井良明さんの作品「盛岡さんさ踊り」は、材料は主に紙やひもで実際に使われている太鼓を見ながら本物そっくりに仕上げています。
またバラの絵を描いたのは、今回の最高齢99歳の女性です。
情熱的な赤と希望に満ちた黄色の対比が見る人の心を明るくしてくれます。
そして書の部門の最高齢となった野呂千惠子さんは、今回88歳で初めて出品し佳作に選ばれました。
野呂千惠子さん
「主人が定年後、地元で習字教室をやっていたが亡くなって、18年前に私が引き継いだ」
書道を始めたのは70歳のときで、わずか3年で師範を取得した野呂さんは声を大にして伝えたいことがあります。
野呂千惠子さん
「いくつになっても遅くないから、何事も書だけではなく生涯の生きがいとして皆さんにお勧めする」
いきいき岩手支援団 渡辺英浩事務局長
「高齢者の方たちの生きがいを感じている創作活動を支援したい。これまで歩んできた人生とかそういったものに触れていただきたい」
思いが詰まったこの作品展は7日まで盛岡市のマリオスで開かれています。