ジャケットを着ると汗ばむ季節。ここ数年で通勤服のカジュアル化が進んできました。スーツと普段着の間に位置する服装「オフィスカジュアル」は、福井ではどれくらい広まっているのか取材しました。

平日午前8時の福井銀行本店ビル。出勤してくる人の中にはポロシャツを着た人や、ジャケットの下にTシャツを着た人も。福井銀行では2019年から本部で「オフィスカジュアル」を導入。従来の銀行の堅いイメージを払拭し客にとって身近な場所にしようという思いで導入を決めました。
  
行員は「役員や頭取も含めてカジュアルなので、やはり組織の文化としてオフィスカジュアルが根付いてるのかな」と話します。
  
接客に携わる各営業店でも2023年頃からオフィスカジュアルを導入。その翌年には写真付きのマニュアルを作り、より取り入れやすいよう工夫を重ねてきました。
    
福井銀行経営企画グループの出口楓さんは「お客様からは非常にポジティブな反応をいただくことが多い。銀行の堅い、保守的なイメージから先進的なイメージに変わったと言われる」と話します。
  
社員からも、好きな服で出勤できることがモチベーションにつながると好意的な声が上がっているといいます。
 
取材したこの日、オフィスカジュアル着用率は4割ほどでしたが、ほぼすべての人が日によってオフィスカジュアルを導入しているといいます。

ただ、このオフィスカジュアル、明確な定義がない会社もあるようです。そこで―
  
武田祐季アナウンサー:
「皆さんの職場ではどれくらいまでカジュアルな服装がOKなのか調査します!」
  
イットでは、職場で許されている男性のオフィスカジュアルについて、4段階に分けて調査しました。
 
Q.ジャケットは必須ですか?
「そうですね、接客やってますので、どうしてもジャケットは必要ですね」
「ビルの中なので、まあこういう格好でも許されるというか。ここ数年の変化だと思います」
「僕は新卒なんですけど、スーツが結構かっこいいと思っているので、社会人になって着る機会が多くなって自分はすごく嬉しいですね」
 
アンケートに協力いただいた35人のうち、過半数の26人がジャケパン・ポロシャツまでOKという結果に。
  
スーツ以外はNGと回答したのはわずか4人でした。
 
県内で働く人の間でも、ここ数年でそれぞれのオフィスカジュアルを取り入れる動きが広がっているようです。そんな中、県内のスーツ需要にも変化が。
 
福井市大和田のスーツ専門店を訪ねると、いろいろな色や形の商品が。リモートワークが広まったコロナ禍以降、スーツ専門店ではオフィスカジュアルの売り上げが増えています。
 
店の担当者は「時代の流れに合わせて変えていかなければ」と話します。
  
こちらの店舗では、客層の多くが20代~40代ということもあり、コロナ禍前と比べるとオフィスカジュアル売り場の面積は3~4倍に拡大しています。
  
スーツ専門店が提案するオフィスカジュアルのポイントは、「きちんと感」を残すこと。一見すると普通のスーツでも、甚平にも使われる素材を使っているものも。
 
「すごく薄くて軽くて通気性が良くて、非常にストレッチも効いてて着やすい」といい、カジュアルな素材ながらスーツの形はそのままでフォーマル感を残しています。
 
一方、カジュアルになりすぎないため光沢感のある生地を使ったTシャツは、きれいめな印象になります。
 
素材や形の一部に“きちんと感”を出すことを意識すれば選択肢が増え、よりオフィスカジュアルを楽しめそうです。
 
みなさんはこの夏、どんな服装で出勤しますか?

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。