物価の上昇を反映した4月の実質賃金は4カ月連続でプラスとなりました。
全国の従業員5人以上の事業所3万余りを対象にした「毎月勤労統計調査」(速報値)によりますと、働く人1人当たりの「現金給与総額(名目賃金)」は31万2425円で、前の年の同じ月から3.5%増えました。
3%以上を3カ月連続で維持するのは、34年1カ月ぶりだということです。
また、物価の変動を反映した「実質賃金」は、前の年の同じ月から1.9%増加して、4カ月連続でプラスとなり、賃上げが物価上昇を超える状態となっています。
厚生労働省は「春闘など賃上げの動きが広がったとみられる」とした上で、中東情勢の悪化により物価高が再び勢いを増す懸念が広がっていることについて、「プラスを維持できるか注視したい」としています。