「あなたの話が嘘ばかりだと共犯者が言っていましたが、どんな思いで聞いていましたか?」(検察側)
「(共犯者は)殺意を認めて懲役23年の受刑者の立場で、事件から2年経って殺意を争っている私に腹立たしい気持ちでいっぱいなのかなと思います」(内田梨瑚被告)
主張が真っ向から対立する共犯の女を浮かべ、証言台で語った内田梨瑚被告。
北海道旭川市で2024年、全裸にされた女子高校生が橋から落とされ殺害された事件の裁判。
「梨瑚さんの調書はでたらめで全部作り話で最初から最後まで全部嘘です」
「梨瑚さんは女子高校生の肩甲骨のあたりを両手の手の平で押しました」
「私の前から一瞬で消えました」(いずれも当時19歳の共犯の女)
女子高校生が命を失う直前、あの「橋の上」では何が起きていたのか。
内田被告が6月3日に語ったのは。
「女子高校生に『死んでみろ』と言いましたか?」(検察側)
「はい」(内田被告)
「女子高校生が橋の上から落ちたら、あなたが殺人したとなると思いませんか?」(検察側)
「分からないです」(内田被告)
「あなたが『死んでみろ』と言ったら落ちてしまうぐらい、女子高校生は追い詰められていたと思いませんか?」(検察側)
法廷に広がった15秒ほどの沈黙。
「(女子高校生は)追い詰められていたと思います」(内田被告)
「なぜ女子高校生は橋から落ちた?」(検察側)
「見ていないので分からないです」(内田被告)
内田被告は女子高校生を追い詰めていたことを認めた一方、転落への直接的な関与を改めて否認しました。
殺害行為はなかったと主張する弁護側…
落とす行為がなくても、一連の言動が殺人の実行行為あたると主張する検察側。
「自分の都合の良い話しかしていないんじゃないですか?」(検察側)
「違います」(内田被告)
これまでの裁判では淡々と答えていた内田被告でしたが、3日は検察側から供述の矛盾点などを指摘されると黙り込んだり、感情を露にしたりする場面も。
■犯人には極刑を望みます…女子高校生の親の胸の内とは
3日の裁判では、女子高校生の両親の辛い胸の内が読み上げられました。
「私の一番の願いは娘を生きて返してもらいたい。犯人には極刑を望みます」(女子高校生の母親)
「(遺体を見て)怖かったろう、痛かったろう、寒かったろう、辛かったろうと声を掛けました」(女子高校生の父親)
■母親に内田被告は?
さらに、内田被告の母親が証言台に立ちました。
「(事件のことは)弁護士さんから電話が来て教わりました」「取り返しがつかないことをしてしまったと思いました」(内田被告の母親)
母の姿に涙をみせた内田被告。法廷で母親は。
「後先考えず自分の欲求のために周りを振り回して、間違った行動をしたと思っています。成人してましたけど大人になり切れず、人として未熟で正しい判断をできなかったんだと思います」(内田被告の母親)