海難救助の”最後の砦”とも言われる海上保安庁の特殊救難隊と瀬戸内海などを管轄する広島航空基地が連携して訓練を行いました。この特殊救難隊をツイセキです!
【辰已キャスター】
「これから救命胴衣を来て特別な訓練に参加させてもらいます」
貨物船や旅客船など様々な船が行き交う広島湾。
その海上で行われたのは…。
【辰已キャスター】
「海上保安庁という文字も見えました。それくらいヘリはいま私たちの真上にいるような状況です」
海上保安庁・広島航空基地と東京・羽田空港にある「羽田特殊救難基地」を拠点にする特殊救難隊の訓練です。
【辰已キャスター】
「水面の波打つ様子をみても風の強さが良くわかる」
全国から選抜された海上保安官、およそ40人が所属し6チーム編成で出動に備えている特殊救難隊。
【海上保安庁特殊救難隊第二隊 寶蔵聖也さん】
「有害液体物質が漏洩した際の中毒、海難、様々な船舶で起こる特殊海難事故には我々あらゆるものに対応できる訓練を実施している」
過酷な訓練で身に着けた高度な知識や技術で全国各地の事案に対応するまさにスペシャリスト。海難救助の”最後の砦”とも言われてます。
【辰已キャスター】
「いま隊員が一人降りてきましたがそれを追いかけるようにもう一人の隊員も背中から外に身を乗り出して、非常にスムーズに下に降りてきました」
今回は普段、あまり接することがない広島航空基地のメンバーと瀬戸内海で出動事案があった際にスムーズな対応ができるよう連携を強化するのが大きな目的。
まずはヘリから隊員が船に降下しますが電動の装置で吊り下ろされる普通の潜水士とは違い、特殊救難隊員は独自開発された降下器を使って自らの意思で迅速に降下します。
また、走り続ける船に降下するため、ヘリのパイロットなどとの意思疎通が欠かせません。
しかし…。
【辰已キャスター】
「ヘリの音で自分がしゃべっている声もよく聞こえないくらいのヘリの迫力があります」
もちろん無線も装備していますが腕を大きく回したりするハンドサインでのやりとり、コミュニケーションが重要となります。
そんな特殊救難隊の一員として今回、訓練に参加した間賀田隊長は広島出身。
県内の高校を卒業後、呉市の海上保安大学校に入りいまは最前線の現場で活躍しています。
【海上保安庁特殊救難隊第二隊 間賀田祥岳 隊長】
「我々が瀬戸内海の海を守るという精神のもと、我々に救助要請がかかった際には必ず要救助者を助けるという思いの元救助活動にあたりたい」
隊員たちが常に胸に刻む言葉。
“苦しい。疲れた。もうやめたでは人の命は救えない”
今後も有事に備えてさらに連携を強化していきたいということです。
【スタジオ】
自分の声がかき消される程周りの音が大きい中で隊員同士がどのように連絡を取りあっているのか…こちらです。
首に巻いてある器具が首の振動を拾ってその後隊員の耳に声として届くという仕組みです。出動する環境が特殊ですから、機材も活動にあったものを使用しているということです。