台風6号で日南市を流れる広渡川と酒谷川には、6月2日レベル4氾濫危険警報が発表されました。
レベル4は避難する最後のタイミングとされていますが台風が接近し雨、風が激しくなる中での避難の難しさが見えてきました。
日南市を流れる広渡川。新しい防災気象情報となって全国で初めてとなるレベル4氾濫危険警報が発表されました。
気象庁はレベル5の特別警報はすでに災害が発生している恐れがあるためレベル4の危険警報までに危険な場所から離れるよう呼びかけています。
広渡川にレベル4氾濫危険警報が発表されたのは午後3時10分。その時間日南市の上空には活発な雨雲がかかり激しい雨が降っていました。その時の広渡川の映像です。
(児玉泰一郎キャスター)
「レベル4氾濫危険警報が出た時に避難するのは雨風の状況を考えた時に難しいのでは?」
(宮崎地方気象台 生田時文水害対策気象官)
「河川の氾濫に関する情報につきましては河川の水位をもとに判断しております。ですので雨風につきましてはこの情報には入っていない」
こうした中で避難の情報を出すのは自治体です。
日南市は1日の午後9時には自主避難という形で避難所を開設。2日は警戒レベル3の気象情報が出る前にレベル3相当の高齢者等避難を発令するなど、地域の事情にあわせ避難を呼びかけていました。
こうした中で氾濫危険警報が出たのは広渡川が午後3時10分酒谷川が午後3時30分。日南市はこの間に、流域で浸水の恐れがある地域を検討して午後3時50分に10の地区、5263世帯、9796人に避難指示を出しました。
日南市も気象台も「流域の危険な地域に住む人はレベルの引き上げを待たずに避難行動を取ってほしい」と話します。
(宮崎地方気象台 生田時文水害対策気象官)
「平常時にハザードマップを確認して。自分の方から情報を得る。自分で考えて行動することが大事。(台風は)どんどん状況が悪くなっていくというのが目に見えてわかると思います。そういった時には早めに避難をしていただくと。状況が悪くなる前の避難を検討していただきたい」
また、気象台は避難は避難所に行くだけでなく、危険な場所から離れることも避難なので、自宅が危険な場所にある方は事前に安全な場所にある知人宅やホテルへ行くことも考えてほしいと話していました。