台風6号が鹿児島県のすぐ南に位置しており、この先は太平洋側を沿うように北東へ進む見通しだ。3日(水)の日中には関東地方にかなり接近する予想で、新潟県内にも明け方から雨と風の影響が出そう。「台風は夏のもの」というイメージが強いなか、今回は6月上旬という早い時期の接近。過去の記録と照らし合わせると、その「異例さ」が浮かび上がってくる。

■4月に台風上陸の記録も「早い上陸」ランキング

台風といえば8月や9月を思い浮かべる方が多いかと思うが、実は歴史をさかのぼると、かなり早い時期に日本へ上陸した台風が存在する。

1951年から昨年までの過去80年間における「上陸日が早い台風ランキング」によると、1位は1956年4月25日に鹿児島県へ上陸した台風。2位は1965年5月27日(千葉県)、3位は2003年5月31日(愛媛県)など、6月上旬までの上陸はこれまでわずか4例しかない。

台風の「上陸」の定義は、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合とされている。今回の台風6号がこの先太平洋側を進み、仮に上陸となれば、記録的な速さとなる可能性がある。

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■台風6号の現在の状況と進路

2日午後5現在の台風6号は、中心気圧980hPa、最大風速25m/s、最大瞬間風速35m/sで、鹿児島市の南東約50kmに位置している。北東へ時速40kmで進んでおり、この勢力を維持したまま太平洋側を北上していく見込みだ。

あすの日中には関東地方へかなり接近する見通しで、東海や関東地方では交通の大幅な乱れが予想されている。これらの地方への無理な移動は控えたほうがよく、特に新潟県内では雨がそこまで強くなくても、太平洋側へ移動すると状況が一変する恐れがある点に注意が必要だ。

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■新潟県内への影響 雨よりも「風」と「気温低下」に注意

24時間の予想降水量を見ると、関東地方では150mm以上(紫色)の非常に激しい雨が予想されている。一方、新潟県内は平野部で10〜20mm程度、山沿いでも20〜50mm程度と比較的少なく、雨に関しては注意報級未満の見込みだ。

ただし、東寄りの風については注意報級となりそうで、車の運転には十分な注意が必要。海上でも風速10m/s以上が予想されており、横風に煽られないよう注意が必要だ。

また、台風の影響であすは気温が大幅に低下する。最高気温は19〜24℃の予想で、朝から気温がなかなか上がらない見込み。昨日から6月に入り、衣替えをした方も多いかと思うが、長岡市では平年比で約8℃低く、新潟市でも約6℃低くなる見込み。半袖よりも長袖の準備がおすすめだ。

県内の雨は明け方から昼過ぎにかけて降りやすく、一時は本降りとなる見込み。ただ、極端に長い時間降り続ける雨ではなく、午後には台風が離れるとともに雨雲も抜けていき、夕方には雨がやむ見込みとなっている。傘がないとすぐ濡れてしまう降り方が予想されるため、外出時は必ず傘を持っていった方が良い。

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