島根県益田市のグラントワで、ちょっと変わった避難訓練が行われました。
コンサート開催中の地震を想定、スタッフがより実践的にもしもの時への備えを学びました。
益田市のグラントワ、午前10時、コンサートが始まりました。
客席には市内の小学生や園児など約300人が県警音楽隊の演奏を楽しんでいます。
すると…。
コンサートの途中ですが、地震のアラートが鳴り始めました。
来場者の皆さんは身を低くして頭を隠しています。
子どもたちが頭と体を守る姿勢をとりました。
グラントワが企画した避難訓練コンサートです。
開館中に震度5強の地震が発生したことを想定、スタッフがマニュアルに沿って指示、避難誘導の手順を確認しました。
グラントワスタッフ:
皆さん、そのままの姿勢でお待ちください。
音声アナウンス:
ただ今、ホール1階の火災探知機が作動しました。ただ今、館内で火災が発生した模様です。
原田笑記者:
職員の誘導に従って落ち着いて避難を始めています。
地震に続いて火災発生を想定、来場者を避難させました。
グラントワでは年に2回、防災訓練を実施していますが、今回は2026年1月の島根県東部を震源とする地震の発生を受けて、より実践的な訓練にしようと、9年ぶりに観客を入れて行われました。
避難開始から8分ほどで観客全員の避難が完了しました。
参加者:
「最初は怖いなと思っていたけど、もし本当だったらその怖いよりもっと怖いので、きょう体験できてよかったです」
「小さいお子さんや高齢の方などその場にいるみんなで助け合いながら命をつないでいくことが大事だと思うので、きょうはそれが経験できてよかった」
いわみ芸術劇場・木原義博館長:
まずは職員が落ち着いて行動することが第一だと感じた。いろいろ反省点もあったので、そういうところを振り返りながら今後に生かしていきたい。
ちなみにコンサートは訓練のあと再開、子どもたちは最後まで演奏を楽しみました。
グラントワは、こうした訓練を通じて災害への備えを高め、安全で安心して利用できる施設にしていきたいとしています。