佐賀・玄海地区で、名産の“唐津のうに”が深刻な不漁に直面している。「ガンガゼ」という毒のとげを持つ生物が海藻を食べ尽くし、「磯焼け」を引き起こしているのが原因だという。ウニの主食の海藻を回復させるため、県と海士漁師が協力して駆除を進めている。
“毒とげ軍団”が名産ウニに影響
佐賀・玄海地区で撮影されたのは、岩場に張り付く、大量の黒い影だ。
長いとげに毒を持つ、ガンガゼだ。
ガンガゼは豊かな海を変えてしまう原因となっていた。
玄海地区で獲れる“唐津のウニ”は甘く濃厚なことで知られ、地元の大事な収入源だ。
しかし、海から海藻がなくなる「磯焼け」が発生し、主食を失ったウニが激減してしまった。水揚げがあったとしても、「(ウニを)獲っても身が入っていないので、製品にならない状態」と海士(あま)漁師の野﨑洋一さんは語る。
“ガンガゼバスターズ”駆除に奮闘
ウニが減った原因は、大量に発生したガンガゼが海藻を食べ尽くしていたことだった。
そこで立ち上がったのが、県と海士漁師が手を組み結成した「ガンガゼバスターズ」だ。
素潜りではなく、潜水機を使い、駆除する数は1時間に約600個だ。
2025年度は1年間で実に86万個にも上ったという。
駆除の効果は目に見える形で現れている。
同じ場所で撮影した1年ほど前の海の写真と比べてみると、海藻が生えた黒い部分が増えているのがわかる。
明るい海の未来のために、ガンガゼバスターズは奮闘を続ける。
(「イット!」 5月29日放送より)
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