海と仲間を大切にするカヌー競技、子どもたちの初挑戦を追いました。
神奈川県の逗子海岸で開催された全日本アウトリガーカヌー選手権。
アウトリガーカヌーは片側に浮きが付いているのが特徴で、安定性が高く、子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツです。
大会2週間前の逗子海岸で練習しているのは、地元の小学生チーム。
それぞれアウトリガーカヌーの経験はありますが、大会に参加するのは初めてです。
勝利の要は、息を合わせること。
こぐタイミングがばらばらだと、カヌーは加速しません。
また、先頭はリズムを決める人、3番目、4番目は力がある人など、乗る順番も重要な戦略の一つですが、結局、順番が決まらないまま練習は終了しました。
迎えた大会当日には話し合いで順番も決定し、準備万全です。
レースは湾内に設置された白いヨットを折り返す1.6kmのコースで、ビーチに設置されたフラッグを通過しゴールとなります。
いよいよ本番。
スタートこそ出遅れてしまったものの、スピードに乗り、こぐタイミングもばっちりで、対抗するチームと首位争いになりました。
そして、さらに加速して先頭を抜かし1位に躍り出ます。
しかし、折り返し地点を過ぎた辺りでこぐペースが落ち、結果は2位でゴール。
惜しくも1位とは10秒差でした。
参加した小学生からは「1位とれなかったけど、みんな頑張って2位とれてめっちゃうれしい」「また再チャレンジして1位とりたい」といった声が聞かれました。
人間の力だけで海を渡るからこそ、乗る人の精神性を重要視するアウトリガーカヌー。
競技を通して自然を尊重し、仲間を信じることの大切さを学んだ子どもたちの今後の成長に注目です。