JR伯備線で5月28日、倒木が原因となり、一部の区間で長時間にわたって運転を見合わせたトラブル。JR西日本岡山支社は29日、謝罪するとともに、倒木対策のスピードを上げる方針を示しました。
(JR西日本岡山支社 林秀樹支社長)
「最大128分の遅延。影響人員は7500人。非常に多くの客に迷惑をかけたことをおわびする」
JR西日本岡山支社の林秀樹支社長が29日の会見で謝罪しました。
28日、新見市の伯備線で倒木が架線に引っかかり、変電所の分電盤がショートしたことが原因で長時間にわたり一部区間の運転を見合わせたトラブル。林支社長はトラブルにつながった木に根腐れはなかったが、27日の雨で葉が重くなり倒れた可能性があると説明しました。
岡山県内では倒木による列車の運転見合わせや運休が相次いでいて、2025年度は19件発生しています。
岡山支社では25年度から特に倒木のリスクが高い山間部を走る伯備線と津山線で線路から約20メートルの範囲の樹木を集中的に伐採してきましたが、28日に倒木があった場所は、手が着けられていませんでした。
(JR西日本岡山支社 林秀樹支社長)
「倒れてくるリスクが高いものを優先的に切る。問題はそれをどう把握するか。今、試しているのがAI解析」
岡山支社では列車の先頭に付けているカメラを使い危険な樹木を人工知能AIで解析するほか、車両の窓ガラスを強化するなどして被害低減に向けた取り組みも行うとしています。
2030年度には伯備線沿線の伐採を完了させる計画ですが、28日のトラブルを受けてリスクが高い樹木については対策のスピードを上げいきたいとしています。