男子バレーボール日本代表の佐藤駿一郎容疑者が、大麻を所持していた疑いで警視庁に逮捕された。代表合宿中に発覚し、協会は登録を抹消。大会を前にした逮捕に、チームや関係者への影響が広がっている。
バレーボール日本代表選手が大麻所持疑い
日本代表のユニフォーム姿で相手の攻撃をブロックするバレーボールの男子、佐藤駿一郎容疑者26歳だ。

大麻を所持していた疑いで警視庁に逮捕された。

捜査関係者によりますと、佐藤容疑者は27日東京・板橋区内のパチンコ店から、忘れ物のバッグについて通報があり、その後の確認で佐藤容疑者の大麻所持の疑いが浮上した。

鑑定の結果を受けて警視庁が、28日午前、逮捕したという。
警視庁は、佐藤容疑者の認否を明らかにしていない。

バレーボール日本代表は現在、6月から中国で開催される「ネーションズリーグ」に向け、東京都北区の施設で強化合宿中だ。
日本バレーボール協会が会見
バレーボールの代表の活動が始まるとあって、日本バレーボール協会は午後2時半から代表選手らが登壇するキックオフ会見を行う予定だったが中止され、午後3時10分過ぎから佐藤容疑者の逮捕に関する説明会として始まった。

日本バレーボール協会専務理事の國分裕之氏は「選手については仲間のうちからいろいろな形でこういう逮捕者が出てしまったことで、かなり精神的にも参っていると思います」と話す。
佐藤容疑者の逮捕前の行動について技術委員会委員長の南部正司氏は「宣材写真が終わったのは昼過ぎその後、自由行動」と話す。
佐藤容疑者は、25日に合宿に合流していた。

27日は昼過ぎから自由行動となっていて、協会には、午後8時過ぎに警視庁から“佐藤容疑者の所持品から薬物が見つかった”と連絡が入った。
薬物の入手経路を明らかに
佐藤容疑者の所持品から薬物が見つかった経緯について協会は「(パチンコ店には)数名で行ったという話は聞いている。本人が外出して、落とし物をして落とした場所に行ったらそこに警察が来ていた」といい薬物については「(警察によると)『知り合いから手に入れた』」と話しているという。

協会は報道陣から大麻の詳細について質問され、次のように答えた。
(Q.大麻はどんな形状のものだったのか)
そういう内容も全然聞いておりません。お答えできません。分かりません。
(Q.入手経路は知人からとの事、いつ頃から入手してたのかという話は)
それは全然分からないです。
協会は代表選手、コーチの所持品の確認などを行っていて今後、薬物テスト、ヒアリングの結果を公表するという。

佐藤容疑者は2メートル5センチの長身を生かし、素早いクイック攻撃や敵のスパイクをシャットアウトする“鉄壁のブロック”を武器としている。
ファンからは“サトシュン”などの愛称で呼ばれていた。5月17日に誕生日を迎え26歳になったばかりだった。
将来を期待されていた中で登録抹消
日本代表選手の逮捕にSNS上では「大麻こそブロックしてほしかった」「違法薬物はブロック!」「今までバレーエリートで生きてきただろうに。ご両親もショックだろうな」などの声があった。

高校3年生で日本代表に選ばれ、海外リーグも経験。日本バレーボール界の将来が期待される選手の1人だ。

協会の南部氏は「監督とはさきほど少し話した。期待していたが、代表にはふさわしくない」と話した。

日本バレーボール協会は「本日付で佐藤駿一郎選手の2026年度バレーボール男子日本代表への登録を抹消いたしました」としている。
(「イット!」5月28日放送より)
