自民党の萩生田光一幹事長代行は関西テレビのインターネット番組に出演し、憲法改正の発議について、自民党が掲げる4つのテーマ一括での発議を目指すのではなく、他党の理解を得やすいテーマから優先的に発議を目指すべきとの考えを示した。

自民党は憲法改正について「自衛隊の明記」「大規模災害時の緊急事態条項の創設」「参院の合区解消」「教育の充実」の4つをテーマに掲げている。

■「もうこれ以上、先延ばしする理由はなくなった」

カンテレNEWSチャンネルの番組「池坊保子と楽しい仲間たち」に出演した自民党の萩生田光一幹事長代行は、ことし2月の衆院選で改憲の発議に必要な2/3議席を自民党単独で獲得したことを受け、「もうこれ以上、先延ばしする理由はなくなった。空振りしてでもバッターボックスに立たなくてはならない」と述べ、改憲発議にむけた議論を加速する考えを示した。

萩生田光一・自民幹事長代行
萩生田光一・自民幹事長代行
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■「皆さん(他党)が理解しているものから優先的にやることが大事」」

その上で萩生田氏は参院では自民が過半数を割っていることにふれ、「国民民主の皆さんも参政党の皆さんも保守党の皆さんも憲法改正そのものには決して反対じゃない。公明党の皆さんもついこの間まで政権にいらっしゃったわけだから、それを考えると衆院が本気度を示すことが参議院の本気にもつながる」とし、「自民党が掲げる4つのテーマが全部そろったから発議するのではなく、皆さんが理解しているものから優先的にやることが大事」と述べた。

萩生田光一・自民幹事長代行
萩生田光一・自民幹事長代行

また萩生田氏は衆院の小選挙区が東京など都市部で基礎自治体を分割する形で設定されていることについて、自身の選挙区がある東京都八王子市を例に問題点を指摘した。

【萩生田光一・自民党幹事長代行】
「ある道路からこっち側は日野市と立川市と一緒にやってください。こっちの八王子の人は自民党ですけど、こっちの人の代表は立憲ですよね。だけど行政区(八王子市)はひとつ。選挙のときだけ数合わせで一部屋に入る人数決めて、はい、あなたは隣の教室って言われても、みんな困るし、おかしい。だからこれはもう変えなきゃいけない」

萩生田光一・自民幹事長代行
萩生田光一・自民幹事長代行

■「基礎的な自治体を分断してまで1票の格差を守るというのは今の時代の憲法に全く合わない」

その上で萩生田氏は「少なくとも基礎的な自治体を分断してまで1票の格差を守るというのは今の時代の憲法に全く合わない」と述べ、「現行憲法だと常に1票の格差だと言われるので、見直していかなければならない」と議論を加速したい意向を示した。

番組の収録は4月27日に行われた。

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