自民党の萩生田光一幹事長代行は関西テレビのインターネット番組に出演し、自民党と日本維新の会が進める「副首都構想」について、「副首都イコール大阪都構想ではないし、大阪市廃止ではない」とし、維新が進める「大阪都構想」と「副首都構想」はリンクしないとの考えを示した。

■吉村・維新代表「副首都にふさわしい自治体として大阪都構想が必要」

自民党と日本維新の会は今年3月、首都機能の一部を地方に移す「副首都構想」の骨子について合意。候補地は「国の出先機関などが立地していること」や「経済・人口の規模」、「地方行政の体制」などを基準に選定するとしている。

日本維新の会は候補地の選定に、大都市法に基づく特別区の設置、いわゆる「都構想」を条件とするよう求めていましたが、事実上、候補地が大阪に絞られることから、与党合意には盛り込まれなかった。

一方で、維新の代表でもある吉村洋文大阪府知事は「副首都にふさわしい自治体」として大阪都構想が必要だとして、大阪都構想の賛否を問う3回目の住民投票が同時に実施されることを条件に、来年春の府知事選に出馬を表明している。

吉村洋文・維新代表
吉村洋文・維新代表
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■副首都は東京に何かあった時のバックアップ機能を複数の都市で担う

カンテレNEWSチャンネルの番組「池坊保子と楽しい仲間たち」に出演した自民党の萩生田光一幹事長代行は、日本維新の会が進める大阪都構想に対して、「大阪都構想は僕らもよくわからない」としたうえで次のように述べた。

【萩生田光一・自民幹事長代行】
「今やろうとしている副首都は東京に何かあった時のバックアップ機能を大阪のみならず複数の都市でできるようにしょうという法律(副首都法案)をいま出そうとしている。

もともと大阪都構想があるものだから、『副首都』イコール『大阪都』だっていうのが多分、維新の一部の人たちの主張で、これがわかりづらくなっているが、バックアップは福岡や愛知、仙台かもしれない」

カンテレNEWSチャンネル
カンテレNEWSチャンネル

■副首都の候補地は「イコール『大阪都構想』ではない

その上で萩生田氏は副首都の候補地は「イコール『大阪都構想』ではないし、大阪市の廃止ではない。申し訳ないが、大阪の人たちが考えてくれればいい話」とし、「大阪都構想」の議論は副首都法案には影響しないとの考えを示した。

萩生田光一・自民幹事長代行
萩生田光一・自民幹事長代行

■萩生田氏「都制度がいいとは思わない」

また、萩生田氏は東京都八王子市議や東京都議の経験から都制度について次のように述べた。

【萩生田光一・自民幹事長代行】
「都制度がいいとは思わないが、首都の宿命としてやっている。23区特別区は自治体としては全然成熟していなくて、よっぽど(東京都)日の出町や檜原村の方が自治という点ではちゃんとやっている」

「23区はもたれあい。区ごとがちゃんと自分たちで自立をして競争をして区民サービスをやるということにならないとだめだと思う」

番組の収録は4月27日に行われた。

(カンテレNEWSチャンネル編集長・佐藤一弘)

萩生田光一・自民幹事長代行
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関西テレビ
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