17日の南日本新聞のこちらの一面広告、ご覧になりましたか。
サッカーJ3鹿児島ユナイテッドFCのユニフォームの胸部分のスポンサーを務めている酒造会社の「長島研醸」が、その座を譲ることを発表するものです。
長年クラブをサポートする中でなぜ今回の決断に至ったのか、長島研醸の代表にその胸の内を聞きました。
鹿児島県長島町平尾に本社を置く1967年創業の長島研醸。
J3鹿児島ユナイテッドのオフィシャルトップスポンサーをクラブ創設当初から務め、ユニフォームの胸には看板商品の「さつま島美人」の名前が刻まれています。
長年チームを支えてきた長島研醸ですが、17日、南日本新聞にこんな見開き広告を出しました。
「いま、その想いを新たな力へ託します」
ユニフォームの胸スポンサーの交代。
決断に至った経緯を長島研醸の長山正盛代表は「クラブの成長のため」と語りました。
長島研醸・長山正盛代表
「百年構想リーグが始まる前に相談した。クラブが大きくなるためには大きな支援が必要。『夢を託した方がいいのでは』という気持ち」
自ら身を引く決断をした長山代表。
ユナイテッドが発足してからの13年間は、語りきれないほどの思い出にあふれています。
長島研醸・長山正盛代表
「J3に参入したときに『どうなるんだろう』、企業としても『えらいことになったな』と。試合もですけど、色々な選手の思い出も数多くある」
そして、今シーズンのホーム最終戦となった17日の試合。
逆転ゴールを決めた広瀬選手のある行動が、長山代表の目に止まります。
ユニフォームの胸にある「さつま島美人」のロゴを指さすゴールパフォーマンスです。
長島研醸・長山正盛代表
「(ゴールを)入れてくれて、胸を指さしてくれて涙が出ました。引き合わせてくれた」
またこの日は試合後に行われたホーム最終戦セレモニーで、長山代表に感謝状と記念品も贈られました。
クラブからもファンからも長年の支援への感謝とともに胸スポンサーを退くこととなった長島研醸。
今後もクラブの支援は続けていくそうです。
長島研醸・長山正盛代表
「やることは継続していきたい。今まで通り協力したい。勝利の乾杯で喜びをチーム、サポーター、企業の皆さんと分かち合ってもらえたら」