何百年という長い年月を地域とともに生きてきた巨木や名木について関心を持ってもらおうと、長崎市で17日、巨木を巡るツアーが初めて行われました。
お祓いを受け、参加者がまず向かったのは、普段立ち入ることができない「聖域」、諏訪神社の「鎮守の森」です。
「巨樹さるく」は17日午前9時に諏訪神社をスタートし、長崎公園や興福寺などおよそ3時間で市中心部の7カ所を巡りました。
参加者は樹木医から生育状況や歴史などの説明を受けながら木々を見て回ります。
この森には御神木であるクスノキの大木が10本以上ありますが、他のクスノキには見られないある特徴があります。
県樹木医会 久保田健一さん
「ここのクスノキの特徴は幹がまっすぐ。奥にも何本かありますが、みんな、下枝がなくて幹がまっすぐです」
「林内を見ると、結構暗い。太陽の光が欲しいので、どんどんこの林の木は上に伸びていっている」
また普段、人が立ち入らないため根を張りやすく、落葉が作る腐葉土が木の成長を促しているといいます。
多くの木が推定樹齢600年を超えていて原爆からも社を守ったまさに「鎮守の森」であったと考えられています。
長崎市からの参加者
「染みるものがある、すごいですね。触れられてよかった」
諏訪神社 吉村政徳宮司
「本殿は原爆の被害を受けたが、そのまま建っているのは諏訪神社の神域の巨樹・巨木から守られていたんだろうなと」
「まさに御神木が神社をお守りくださったんだなと」
<興福寺のソテツ>
寺のシンボル、その実は良縁に恵まれる説も
<最後は大徳寺の大クスへ>
推定樹齢は800年といわれ、県内最大
長崎市からの参加者
「近くにいるだけで元気になれるし、きれいだな、と」
宮崎県からの参加者
「木のパワーを感じることができたので、こういう時間が大切だな、と。歴史を知ることができて、有意義な時間でした」
県樹木医会 久保田健一さん
「地域の歴史を語る上で、重要な樹木だと思うので、ぜひ見ていただきたい」
「巨樹さるく」は秋にも開催予定です。