クマの出没が全国的に相次ぐ中、河北町にある動物園にツキノワグマが新たに仲間入りした。クマの生態を間近で見て知ってもらうことを目的に、近く一般公開をする予定。
「河北町児童動物園」にやってきたのは、推定年齢6歳で体長1.1メートルのツキノワグマのメスの成獣。
(リポート)
「動物園に新たに設置されたクマ舎です。現在は人に慣れさせるためにブルーシートがかけられています。体長1.1メートルのクマということで、近くで見るとかなりの大きさです。想像していたより大きいですね」
まだ子グマだった6年前、米沢市の山間部で衰弱しているところを発見され、米沢市の猟友会が個人で運営する救護所で飼育していた。
回復後、山へ返そうとしたが、救護所に戻って来てしまい山に返すのを断念。
クマの飼育経験がある河北町に引き取られることになった。
河北町では、2019年までツキノワグマのメスを飼育していた。
「わっこ」と呼ばれていたこのクマは、水浴びをするなど愛くるしい姿が話題となり、人気者となっていた。
5月11日、獣医師の立ち合いのもと新たに整備したクマ舎にクマが到着した。
クマ舎は、脱走防止のため二重扉にするなど、安全対策も徹底している。
(リポート)
「このクマ舎はクマが脱走しない対策だけでなく、飼育員と対面しないよう工夫されています」
(河北町商工観光課・増川英司課長補)
「この部屋の中にエサなどをセットして、この扉が開いた状態でクマが入って来るので入ったところで閉めて、檻の中にクマがいない状態で飼育員が入って掃除をする」
全国でクマの出没が問題となる中、河北町では「怖いだけではない、クマの生態を知ってほしい」と展示のねらいを話す。
(河北町商工観光課・増川英司課長)
「実際のクマを見てもらい、大きさ・何を食べるのかなど知ってもらい、身近な存在であることを感じてもらいたい」
クマは5月末の一般公開を予定していて、生態を理解してもらうため解説なども計画している。
一般公開された後、名前の公募もするかもしれないとのこと。