キッセイ薬品工業が販売する血管炎の治療薬を服用した後、死亡した患者が20人報告されたことを受けて、厚生労働省は会社に対し、事実関係の報告を指示したと明らかにしました。
難病の血管炎の治療薬「タブネオス」は、アメリカの企業が開発し、長野県の「キッセイ薬品工業」が販売しています。
会社によりますと、服用後に重篤な肝機能障害が現れた症例があり、患者20人の死亡が報告されたということです。
これまで国内で8500人が使用したとみられ、会社は、医療機関に対して、新しい患者への投与を控えるとともに、投与中の患者にはリスクや代わりの治療を伝えた上で、継続するか慎重に判断するよう呼びかけています。
こうした事態を受け、上野厚労大臣は会社に対し、事実関係の報告を指示したと明らかにしました。
また、アメリカでは薬の承認申請で事実に反した記載が含まれていたとして、承認の撤回が提案されていて、上野大臣は「データに関する疑義に関して、欧米の状況を踏まえ確認を進めていく」としています。