陸上自衛隊の佐賀駐屯地で4月、オスプレイが初めて一般公開されました。駐屯地の開設から1年近くが経ち、佐賀駐屯地は今後、防衛の拠点として動きを加速させる方針です。

【青山佳史駐屯地司令】
「輸送航空隊の戦力化を完成させる大変重要な年度であるとともに」

カメラやスマホを向ける多くの人々。
その先にあるのが…。
4月、佐賀駐屯地で開かれた創立記念行事に合わせ、初めて行われた一般公開です。
駐機場には、装飾されたオスプレイ。
この日のためにデザインされたといいます。
また、3機の展示飛行も行われました。
2日間で約5500人が駆けつけ参加者は初めて間近で響くオスプレイの重低音を体感していました。

「オスプレイが飛ぶのを実際に見れて楽しかった」
「見たことないものとか乗れて楽しかった」
「やっぱり国防というのは日本の絶対的な必要性ありますので、この設備はとても重要だと思っていますけど」

去年7月に開設された陸上自衛隊佐賀駐屯地。
配備された17機のオスプレイは有明海の上空のほか離島での離発着や夜間の飛行訓練を実施しています。
一方で不安の声も根強く、サガテレビが今年行った世論調査では、オスプレイの配備で気になる点について、「墜落事故などによる被害の恐れがあること」と答えた人が3割と最も多くなりました。
この日、見学に来ていた人からも。

「やっぱり気持ちは怖いです。恐ろしいが第一ですね。ちょっと気を付けて…される、飛んだり操縦…実際わかりませんね。怖いのが一番です」

一方でこうした声も。

「不安はありましたけど、この自衛隊の皆さんのお話を聞いてですね。ちょっとですけど解消もされましたし、自衛隊の皆さんの人柄でそういう不安もどんどん減っていくんじゃないかなと思います」

現在、佐賀駐屯地に所属する隊員は約420人。
すでに自宅を構えている隊員もいて佐賀市内では宿舎も建設予定です。
隊員は、地域住民の理解を深める活動の一環として清掃活動や地域行事にも積極的に参加し交流を続けています。
創立記念式典で青山佳史駐屯地司令は、これまでの期間を「訓練、作戦、隊員家族の生活基盤の確立」と振り返りました。
一方、今後については。

【青山佳史駐屯地司令】
「佐賀駐屯地はまさに南西諸島防衛の拠点として抑止力を高める重要な意義を有しております。実効的な抑止、対処を向上させる。そのような段階へ進めるため、輸送航空隊の戦力化を完成させる大変重要な年度であるとともに」

相浦駐屯地の水陸機動団や佐世保基地の機雷戦群との連携を強化する重要な節目と強調。
南西諸島の防衛拠点として確立させていく考えを示しました。

民間航空機だけが飛んでいた佐賀空港がその姿を変え7月で1年になります。
「戦力化」と話す今後の動きも気になるところです。
改めてですがオスプレイの主な任務は隊員の輸送です。
例えば、連携する相浦駐屯地の水陸機動団は日本の離島が占領された際に奪回する任務がありますが、有事の際は佐賀駐屯地のオスプレイがその部隊を輸送する、まさに、機動力を担います。
この拠点としての動きが今後強化されていくということです。
国防という役割の一方で攻撃目標となる不安も高まります。
どれだけ訓練をしても解消されるものではありません。

サガテレビ
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