物価高の中、「食品もったいないセール」が14日から上野松坂屋で始まり、朝から長い行列ができました。
さらに6月の値上げラッシュを前に、賞味期限間近の商品を求める買い物客の姿もありました。

約90人の行列ができ開店時間を30分早めた、東京・台東区の「松坂屋 上野店」。
並んだ人のお目当ては14日から始まった、「食品もったいないセール」。

賞味期限が迫っていたり、メーカーが抱えたりしている余剰在庫など約11万点が販売されます。

一番人気の箱物ギフトセット特集では、インスタントコーヒーの5本セットが1620円で売られている他、食用油やしょうゆなどが平均で5割引となっています。

商品の中心はのりや昆布、麺類など毎日の食卓に欠かせない食品。
値上がりしているお茶は新茶が、よりどり3点で1188円です。

かごいっぱいに購入した女性は「(買ったもの)コーヒー、オリーブオイル、フリーズドライのみそ汁に決めてきた。いま値上がりしているし半年分くらい(買った)。(Q.全部で何割安い?)4割くらいかと思う」と話しました。

こちらの女性は、缶詰やみりん、のりなどを買いだめです。

買い物客:
日持ちするものが多い。みりん1年かけて使うからきょうはノリが出ていた。きょうは(総額)3万円くらい。でも平均すればそんなじゃないから、その分買い物に行かないで済む。

商品のラインアップは2025年より多い、約1500種類。
さらに、開催期間を1日多く設けるなど百貨店側も力を入れています。

松坂屋上野店 催事担当・篠原真由美さん:
去年が前年の3割増しで売り上げ実施していて(去年の売り上げを)1割~2割程度上回る伸びを目標に頑張っている。

同様に、もったいない商品を安く提供している店は東京・町田市にもありました。

店では小松菜が3パックで120円、ニラは150円のところ半額で販売、さらに紫のキャベツは半額のシールが貼られていました。

野菜だけではありません。
カップ麺は117円、コーンポタージュは約半額の106円。
さらに、冷凍の大根おろし500グラムが95円など格安で販売されていました。

その理由は、やはり…。

日本もったいない食品センター ecoeat 町田店・森本圭さん:
賞味期限が切迫したもの、メーカー・小売店で販売できないもの、もともと廃棄予定のものをメーカーから安く仕入れることにより、フードロスをなくそうという観点からたくさんの客に買い求めてもらえるよう努力。

店内の値札には賞味期限が書かれていて、ひと目で確認可能。
3本120円のニンジンを手にした女性は常連さんのようです。

常連の女性:
いま1本50~60円するので大きさ的にも使い切りやすいので、1週間に1回か2回来る。消費期限が切れているものもあるが、食べられる範囲内で売っているので結構買う。ありがたい。いま色々全部値上がりしているので。

他にも「ほぼ毎日来てる。いろんな商品が新しいのがあるのが良い。楽しみ」「半額になったニラを買います。いろんなものが値上がりしているので、安い物を買いたいという気持ちがある。宝探しみたいなところがある。何が置いてあるか分からない」と話す買い物客も。

物価高が続く中、政府は夏に向けて電気・ガス料金の補助を検討しています。

中東情勢の影響を受けた原油や、LNG・液化天然ガスの価格の高騰は電気・ガス料金に時間差で波及し、6月以降、値上がりすることが見込まれます。

政府は、家計の負担を抑えるため、暑さが厳しくなりエアコンなどの使用量が増える夏に向けて、電気・ガス料金への補助を検討しています。

2025年の夏は7月から9月の3カ月間の使用分への支援が行われていて、2026年も7月から9月を軸に検討されます。

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「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
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財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。