シニア世代のスマホ利用が増える中、トラブルに巻き込まれるケースも起きている。
「イット!」では「シニアのスマホ利用に変化 高額請求トラブルも」について見ていく。
シニア向けスマホ教室に応募殺到
「NTTドコモ モバイル社会研究所」によると、シニア世代のスマホの所有率は年々増え、60代で95%、70代で86%、80代前半で69%と「1人1台」になっている。
安宅晃樹キャスター:
シニア世代のSNSの利用率について、全国の60歳から84歳を対象にした調査では、LINEやインスタグラムなど、いずれかのSNSを利用している割合が、60代で92%、70代でも78%、80代前半でも半分近くの方が利用しています。
山﨑夕貴キャスター:
私の親も70前後ですが、LINEで普段やり取りしているので、納得する数字かもしれないですね。
新たにスマホデビューしたばかりのシニアに向けて、自治体が行っている無料のスマホ教室が今、注目されている。

東京・練馬区の福祉センターを取材すると、この日は60代から90代の6人が、スマホの基本操作やLINEの使い方を教わっていた。
この4月にスマホデビューしたという93歳の女性は、「アプリをインストールするのに一苦労だが、復習して言葉の意味を理解して、操作できるようになりたい」と話していた。
この教室は、2026年になって応募が殺到し、抽選の倍率は4倍。
先着順の個別相談は1カ月先まで予約がいっぱいだという。
トラブルに遭っても「相談しない」が4割
また、この教室では過去の詐欺事例などを紹介し注意喚起も行っている。
安宅キャスター:
スマホトラブルについて、あるデータがあります。
スマホで経験したトラブルとして、「見知らぬ番号からの電話」「設定が分からない」「偽サイトにアクセスしてしまった」などがありますが、約4割が誰にも相談しなかったといいます。
「無料ゲーム」から“いつの間にか”16万円課金
「イット!」は実際に高額請求トラブルにあった女性を取材した。

安宅キャスター:
都内在住の70代女性は、2025年秋、ゲーム中に気づかないうちに課金してしまい、16万円の請求が来たといいます。
何が起きたのかというと、無料ゲームをしていた所、別のゲームの広告が表示され、そのまま進んでいったところ、「300円」との表示。この女性は、それをゲーム内の仮想通貨と勘違いしたのですが、結果として、数百円〜数千円の課金を繰り返してしまいました。
後日、クレジットカードの明細を確認して16万円の請求が判明したというものです。
課金の際の認証はFace IDに設定していたので、「無意識のうちに承認されていた可能性がある」ということです。
「制限機能」は“話し合い”が重要
安宅キャスター:
ではどう防ぐか。ITジャーナリスト・三上洋さんは「不安な場合は『利用制限機能』」が有効」だと指摘します。
例えばアプリ課金を制限するなどの設定ができるため、本人の同意を得て導入するのも手です。
一方で「子ども扱いするな」と反発される可能性もあるので、家族で話し合うことが重要です。
最も大切なのは、「トラブル時には相談する」ことです。

まとめです。
SNSを使いこなすシニアが増える一方、トラブル防止には「見守り設定の活用」「周囲への相談」が重要です。
何かあった時にすぐ気づけること、そして相談しやすい関係を保つためのコミュニケーションが大切だと感じます。
(「イット!」5月14日放送より)
