インドで、大学の医学部の入試問題が流出したとして、230万人の受験生が臨んだ試験が無効となり、抗議デモに発展しています。
首都ニューデリーでは12日、学生らが警察のバリケードの上に立って抗議デモを行い、「医師免許を売り物にするな」などと訴えました。
地元メディアによりますと、5月3日にインド全土で実施された医学部の入学試験で、生物と化学の少なくとも135問が事前に出回っていた「予想問題」と一致したということです。
国家試験庁は12日、この試験を無効にし改めて行うと発表しました。
問題となった試験は、国立・私立を問わず医学部進学に必要な全国統一試験で、国内551都市と海外14都市で、およそ230万人が受験しました。
受験生の間で出回っていたという「予想問題」は高額で売買されていた疑いがあり、複数の州にまたがる組織的な流出事件の可能性もあるとして当局が調査を進めています。
人口14億人を超えるインドでは、激しい受験競争を背景に、試験問題の流出やカンニングなどの不正行為が社会問題となっています。