慌ただしく過ぎ去っていった春の大型連休、ふと4月29日の「昭和の日」って何?と思った人もいるのではないだろうか。祝日法では「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」と定められているそうだ。古山気象予報士とともに、宮崎の昭和の風景を巡りながら、このまま温暖化が進んだ2100年の衝撃的な未来の姿について考える。
昭和の時代を顧みる
テレビ宮崎のアーカイブ映像を振り返りながら、昭和の時代の「昭和の日」を顧みる。

1988年4月29日の宮崎市青島にある「こどものくに」を記録した映像。多くの家族連れで賑わう園内の様子が残されている。

当時は多彩な遊具が設置されており、中には恐怖を感じるほどのスリル満点なものもあった。児玉アナウンサーは「懐かしい~!怖くて乗れなかったです」と少年心を思い出す。

また、同園ではラクダに乗る体験もでき、多くの来園者が動物との触れ合いを楽しんでいた。児玉アナウンサーは、ラクダに乗ったあと、フェニックス自然動物園へ行くのが定番だったと話す。

各地で祭りも。1988年4月29日には、宮崎の春を彩る伝統行事として100年以上の歴史を誇る「早馬祭り」があった。三股町で受け継がれている「ジャンカン馬踊り」だ。馬が色鮮やかな装飾を背負い、リズムに合わせて巨体を揺らし踊る姿は圧巻。現代に続く貴重な祭りだ。

1987年には「砂の造形コンクール」が開催された。子供たちが砂浜で熱心に作品制作に打ち込む姿が記録されている。当時の映像に映る子供たちは半袖姿で、活気に満ちた大型連休の風景が広がっていた。
将来に思いをいたす
1987年の「砂の造形コンクール」開催日の最高気温は23.9度だった。
過去38年間のデータを分析すると、4月の最高気温の月平均は、1987年が20.3℃、2026年が22.2℃で、約2度上昇している。
この数値は地球温暖化が着実に進行している事実を裏付けている。

先日、40度以上の日は「酷暑日」と定義されたが、温暖化がこのまま進行した場合、2100年の夏には酷暑日が常態化する恐れもあるという。
当たり前のように過去を懐かしみ、歴史を顧みることができる「日常」を未来につないでいくために、環境負荷の低減に向けた取り組みなど、今私たち一人一人ができることを真剣に考えるときがきている。
(テレビ宮崎)