5月1日に新潟・村上市の高速道路で起きた多重事故発生直後の映像に映っていたのは、前方が激しく壊れた軽自動車。

この5日後に高校生など21人が死傷したバス事故を起こした若山哲夫容疑者(68)が借りていた車とみられています。

撮影者:
事故った車が何台も並んでいたので、結構大きな事故だなと。

軽自動車の運転席には、どこかに電話をかけているように見える人の姿が。

自動車修理会社の関係者:
事故起こした瞬間、(若山容疑者が)すぐに電話はよこしたんです。「(事故)起こしてしまいました。すみません。申し訳ないです」と。

4月から相次いで事故を起こしていたという若山容疑者。
この事故は、修理中に代車として借りていた車で起こしたとみられます。

自動車修理会社の関係者:
パンクした車があって、そこにぶつけたと。

そのわずか5日後、若山容疑者は北越高校ソフトテニス部員20人を乗せたマイクロバスを運転し、高速道路上で部員1人が死亡する事故を起こしたのです。

警察の調べに対し、「深く後悔している」と話しているという若山容疑者。

事故の直前、バスに乗っていた生徒は、家族に宛て「死ぬかもしれない」と不安に満ちたメッセージを送っていたことが新たに分かりました。

今回の事故をめぐっては、「貸切バスを依頼した」とする高校側と、「レンタカーと運転手の手配を依頼された」とするバス運行会社側の主張は対立したままです。

そうした中、北越高校が2回目の会見で明かしたのが、現場から回収された荷物の中から見つかったという「封筒」の存在。

高校によると、バス会社から若山容疑者にあてたとみられる封筒には「手当」などの文字が記され、現金3万3000円が入っていて、封筒は学校から警察に提出済みだといいます。

一方、バス会社の会見では、運転手である若山容疑者への“金銭の支払い”について、次のように説明していました。

蒲原鉄道・茂野一弘社長:
学校の方からドライバーさんにも「手当」があれば払っていただくと。

蒲原鉄道・金子賢二営業担当:
だから(遠征から)帰ってきてから、学校に「どのくらいでしょうかね?」ってお願い、相談させてもらいます。

現場から見つかったという封筒は“バス発注の経緯”の解明につながるのでしょうか。

一方、別のバス会社に勤務していた男性からは、こんな証言が…。

バスの運転依頼を受けた男性:
北越高校さんが(営業担当の)金子さんに「運転手探してくれ」っていうふうに言っていたらしい。そこから僕のところに知り合いを通して話が来ていた。

この男性には数年前から、バス会社の営業担当の知人を通じて、北越高校のバスの運転依頼が複数回寄せられていたといいます。

バスの運転依頼を受けた男性:
僕は乗らなかったですよ、1回も。報酬の話は一切ないですから。白バスに当たるかどうかは分からないですけど。

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