気になる疑問やニュースのナゼを解き明かす「どうなの?」です。

安宅晃樹キャスター:
「イット!」でもお伝えしている通り、今週はゲリラ雷雨警戒ウィークですね。山沿いを中心に急な雨や雷の可能性があって、13日・14日は東京都内でもゲリラ雷雨に注意が必要そうなんです。

山崎夕貴キャスター:
まだ5月半ばですが、もうそんな季節なんですね。

安宅晃樹キャスター:
12日のどうなの?は「ゲリラ雷雨に遭遇したら。早くて長い?今年の対策」について見ていきます。

短い時間に局地的な大雨を降らせるゲリラ雷雨ですが、その特徴をよく捉えた映像があります。2025年8月に撮影された千葉・松戸市上空の積乱雲の様子を見ると、雲が動いているように感じます。

ゲリラ雷雨をもたらす「積乱雲」は、暖かく湿った空気の上昇気流によって発生します。積乱雲は、その激しい上昇気流によって発生して次々と雲を作りますが、雨を降らせると雨雲は弱まります。ただ、その隣で別の雨雲が新たに生まれるということで、こうして同じ場所で強い雨が降り続けるというのです。

政府の発表では、過去10年間で約97%の自治体で水害や土砂災害が発生しているといいます。本当に近年は、ゲリラ雷雨や局地的な大雨など、想像ができないような雨が降っています。被害額は、2024年では全国で約7700億円にものぼるというのです。

榎並大二郎キャスター:
こう見ても、どこでも起こり得ると。そして、命を落とすケースもありますから本当に気を付けないといけないですよね。

安宅晃樹キャスター:
その中でこのようなデータもあります。2025年、ゲリラ雷雨に見舞われた人がどれくらいいたのかというのをウェザーニューズが調査したのですが、全国約6万5000人を対象に行ったアンケートで、実に57.6%の人がゲリラ雷雨に遭遇した。2人に1人の割合なんです。

そのうちどんな被害が多かったのか聞きますと、交通機関の乱れ、そして道路の冠水という被害が一番多くて、続いて落雷による停電といった回答でした。

遠藤玲子キャスター:
2024年の夏、私も渋谷でちょうど買い物をしていたら突然ゲリラ雷雨に見舞われて、ものすごいゲリラ的で身動きが取れなくなっちゃうんですよね。どうしようと焦った記憶があります。

安宅晃樹キャスター:
本当にパニックになってしまいますよね。山沿いだけではなく、都心でも度々発生しています。
2025年は都内でも浸水被害がありました。品川区では2025年の9月、1時間に約120mmの猛烈な雨が降り、戸越銀座商店街では道路が一面、川のようになり、あふれた雨水が激しい勢いで建物の地下に流れ込むなど大きな被害を及ぼしました。一部の店舗では床上浸水した他、路上に止めてあった車やバイクが水没する被害が。また、目黒川では氾濫寸前のところまで水位が上昇しましたが、三宅さん、記憶に新しいですよね。

三宅正治キャスター:
整備されているはずの都心部、いろいろな対策を練っているはずなんですけれども、それでも短い時間にこれだけの雨が降ってしまうとこういった被害が出てしまうと、やっぱり都心は雨に弱いなと感じた記憶がありますね。

遠藤玲子キャスター:
確か、品川区の立会川でも氾濫した時は気づいたら10分くらいですぐ氾濫していたので、行動を急がないといけないですよね。

安宅晃樹キャスター:
あっという間ですよね。そのような中で、2026年のゲリラ雷雨というのは特徴があるそうなんですね。
気象予報士の吉田さんによりますと、2026年はゲリラ雷雨に見舞われる期間が平年より早くて長い可能性があると。通常は7月から9月なんですけれども、2026年は平年より気温が高くて大気の状態が不安定になりやすいため、5月から警戒する必要があるんだそうです。

山崎夕貴キャスター:
最近は1年の半分ぐらい暑いですからね。その分、ゲリラ雷雨の危険性が高まるということなんですね。

安宅晃樹キャスター:
じゃあ、急な雨の予兆に少しでも早く気づくためにポイントになるのが雲の色なんですね。冒頭にご覧いただいた映像では、遠くにある積乱雲が太陽に照らされて白っぽく見えたと思いますけど、真下から見ると、厚い雲で太陽の光が遮られ、真っ黒の状態に見えるそうです。この真っ黒な雲を見たら、急に激しい雨が降る可能性があるというところ、お気を付けください。

もう1つの特徴として、冷たい風が吹くということなんです。これは真っ黒な雲が近づいてきた時に、中の冷たい空気が急速に下降して吹き出すためなんですね。ですので、真っ黒な雲、そして冷たい風を感じたら注意が必要だといいます。

山崎夕貴キャスター:
確かに冷たい風が吹くといよいよだなという感じで焦ります。でも焦っても逃げ場もないし、急いで家に帰るしかないんですけど。

遠藤玲子キャスター:
「どこにどうやって避難すれば」と、瞬時に判断がなかなかできないという気もしますけど。

安宅晃樹キャスター:
焦ってしまいますがどう対処したらいいのかというところで、対策は、まず地下・川や水辺の近くにいる場合にはすぐに離れて、なるべく頑丈な建物の中に避難すること。そして、やむを得ず外を移動しなければならない時には「○○をしないほうがいい」ということなんですが榎並さん、分かりますか?

榎並大二郎キャスター:
雷が鳴ったら木の下に行かないとかだと思ったんですが、シルエット見る限り…傘?何?

安宅晃樹キャスター:
正解は、おっしゃる通り「傘をささないほうがいい」というんですね。
理由としては雷が落ちやすくなるというところですとか、あとは突風によって転倒する恐れがあるということなので、外を移動しなければならない時はできるだけ傘をささないほうがいいというんです。

三宅正治キャスター:
これはでも…ゲリラ雷雨の時に傘をささずに歩いたらずぶぬれですよね。

遠藤玲子キャスター:
渋谷でゲリラ雷雨があった時は風が吹いていたので、さしていても、さしてなくても全身びちゃびちゃになった記憶があるので。だったら傘をさすリスクを負う必要がないかなという感じですね。

安宅晃樹キャスター:
もう1つ選択肢としては「待つ」ですけど、どれぐらい待てばいいのか吉田気象予報士によりますと、一般的には30分から1時間程度待てば雨がやむことが多いんだそうです。さまざまなアプリなどで雨雲レーダーなどもありますので、そういったものを参考にするのも非常にオススメだということです。

ということで、12日のどうなの?は「ゲリラ雷雨に遭遇したら、早くて長い今年の対策は?」について見ていきましたが、2026年のゲリラ雷雨は気温が早く上昇している関係で警戒期間が拡大しています。

そして、黒い雲、そして冷たい風が吹いてきたと気づいたらゲリラ雷雨に見舞われる可能性がありますので、早めの対策をお願いします。