気象庁は今週末ごろから、10年に一度レベルの高温になる可能性があると注意を呼びかけています。
5月の異例の暑さに異変も相次いでいます。
12日の日本列島は、本州から北海道にかけて高気圧に覆われ、各地で夏日を観測。
東京都心では午後1時半に最高気温25.6度と、6月中旬並みの暑さとなりました。
気象庁は東北から沖縄に、“高温に関する早期天候情報”を発表。
5月17日ごろから、この時期としては10年に一度レベルの著しい高温となる可能性があり、注意を呼び掛けています。
5月に入って異例の暑さが続く中、東京・立川市にある農園では、収穫されたニンジンに異変が起きていました。
小山農園・小山三佐男代表:
こんな感じで、抜いた瞬間割れている。ニンジンは元々暑さに強くない野菜なので。落ち込むというか厳しいというか、かなり悲しいですよね…。
土の上で干からびてしまったニンジン。
表面がしわしわの状態になってしまったものもあります。
小山農園では、ここ最近の気温の高さで土の温度が上昇。
土の中の酸素が足りなくなり、ニンジンが変形し、4割ほどを廃棄せざるを得なくなりました。
また、これから収穫を控えているキャベツは3割ほどが出荷できない状態だということです。
小山農園・小山三佐男代表:
これとかも病気が出ている、こんな感じ。キャベツは暑さに強い作物ではないのでこうなる。
こうした中、都内のスーパーでは、ある野菜の価格が急上昇しているといいます。
アキダイ・秋葉弘道社長:
暑さの影響をもろに受けて、流通量が減って値段が高くなっているのはブロッコリー。250円っていうのもかなり無理してる。
ブロッコリーは例年、この時期1個200円を切る値段で販売しているといいますが、暑さの影響で流通量が減っていて、12日は税込みで1個270円となっていました。
一方で、お得な野菜も。
アキダイ・秋葉弘道社長:
夏野菜の代表格でいうトマト。1個だいたい198円ぐらいだったのが4個398円なんで、平年と比べてだいたい3割ぐらい安いと思う。
さらに、キュウリも2割ほど安くなっているといい、秋葉社長は「これから気温がある程度暑い日が続くことによって流通量が増えて、さらに値段が下がっていくと思う」と話します。
お客さんは、「キュウリはすごく安いです、きょう。パッと買いました。4本入ってるんです」「トマト毎日1個食べます。買いやすいと助かります」など話していました。
一方、10年に一度レベルの高温を前に、暑さ対策の人気アイテムに中東情勢悪化の影響が及んでいました。
5月に入って気温が急上昇する日が増える中、暑さ対策として有効なアイテムが“ネッククーラー”。
首元を手軽に冷やすことができる人気の商品ですが、中東情勢悪化の影響で輸送に時間がかかり、輸入コストも上がっているといいます。
株式会社WIZ・朴晟濟代表:
普通は2カ月ぐらいかかる輸送が、今4カ月ぐらいかかったり。夏が長くなったり暑くなったりっていうので需要が一気に高まって、物が足りなくなるもの。心配しながら対策をとろうと思い、今動いています。
2026年の夏に販売を予定しているものは、すでに在庫の準備を終えていますが、予想より暑さが厳しくなり、ネッククーラーの需要が増えた場合は新たな在庫を用意するのが難しくなる可能性があるといいます。