ロシアの首都モスクワで9日、第2次世界大戦の対ドイツ戦勝利を記念した軍事パレードが行われ、北朝鮮兵士が初めて行進しました。

「ウラー!(万歳)ウラー!ウラー!」と、モスクワ中心部の赤の広場に兵士たちの力強い掛け声が響きました。

プーチン大統領をはじめ、ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領や、旧ソ連のカザフスタン、ウズベキスタンの首脳らが列席するなか、ウクライナとの戦闘に従事した兵士など1000人以上が行進しました。

2026年は北朝鮮兵士が初めて赤の広場を行進したほか、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記はプーチン大統領に祝電を送り、ロシアとの関係を「最優先で発展させる」と強調。

双方の結びつきの強さが改めて示されました。

式典では、プーチン大統領が厳しい表情で演説に臨み、第2次世界大戦の勝利を現在の戦闘に重ね合わせ、欧米側への対抗姿勢を鮮明にしました。

プーチン大統領:
兵士たちはNATOに支援された敵と戦っている。我々の大義は正しい。我々は団結している。勝利は我々のものだ。

プーチン大統領が前線の兵士を鼓舞し国民に団結を呼びかける一方、軍事車両の参加は見送られ、兵士の行進の公開も制限されました。

ロシア国防省は「現在の作戦状況が理由」だとしています。

ロシアメディアによりますと、赤の広場のパレードに軍事車両が参加しないのは約20年ぶりです。

モスクワに住む男性は、「軍事車両が見られないのは残念だが、安全面への配慮や、実際の戦闘で使われている可能性もあるのではないか」と話しました。

また、第2次世界大戦を経験した曾祖父母の写真を持ってトベリ州から訪れた女性は、「勝利を祝う気持ちがある一方で、すぐ近くで戦争が続いている。複雑な思いもある。軍事車両が見られないのは残念だが、安全面を考えれば受け入れるしかない」と、胸の内を明かしました。

安全面への警戒が強まるなかモスクワでおこなわれた、2026年の軍事パレード。

日本を含む一部の外国メディアの取材許可も直前に取り消されるなど、戦時下のロシアを象徴する異例の式典となりました。

フジテレビ
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国際取材部
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