5月9日は、38年前ハンセン病療養所がある瀬戸内市の長島に、「人間回復の橋」と呼ばれた邑久長島大橋が開通した記念日です。
これにあわせ瀬戸内市でハンセン病問題を考えるシンポジウムが行われました。
シンポジウムには、長島愛生園の入所者や入所者の遺族らが参加。
架橋運動に関わった入所者の石田雅男さんが講演しました。
「橋は自身の生きがいだった」と話す石田さんは、架橋への厳しい道のりを振り返りながら、人間らしく生きていく努力をしようと決意したことなどを語りました。
(長島愛生園入所者 石田雅男さん 89歳)
「被害者意識で過ごすのではなく今度はもっと人間らしく橋に恥じることなく生きていかなくてはならない。それが橋に対する恩返し」
愛生園は、国の隔離政策からの解放の象徴だった橋をハンセン病問題のシンボルととらえ、5月9日を岡山県独自で「共生社会実現を祈念する日」に制定することを目指しています。