ハンタウイルスの集団感染が疑われているクルーズ船を巡り、WHO(世界保健機関)は、感染が確認されたオランダ人女性と接触したKLMオランダ航空の客室乗務員について、検査の結果、陰性だったと発表しました。
このクルーズ船では、ハンタウイルスへの感染が疑われている8人のうち、これまでに5人の感染が確認されています。
このうち死亡後に感染が確認されたオランダ人女性は一時、KLMオランダ航空に搭乗していて、接触した女性の客室乗務員は症状が出たため入院していましたが、WHOは8日、「検査結果は陰性だった」と明らかにしました。
WHO報道官:
オランダ人客室乗務員については、ハンタウイルスの検査結果が陰性だった。これは非常に良いニュースだ。
こうした中、クルーズ船に残る60代のフランス人夫婦がFNNの取材に応じました。
フランス人夫婦は「乗客乗員みんな落ち着いている」とした上で、「船内ではマスクはしているが、ほぼ通常通りに移動し生活している。屋外デッキではマスクを外すこともできる」と述べました。
こうした中、クルーズ船が向かっているスペイン・カナリア諸島のテネリフェ島で8日、寄港に反対するデモが行われました。
クルーズ船は10日午前にテネリフェ島に到着する予定で、デモには港の清掃スタッフなどの関係者が集まり安全性の確保を訴えました。
デモ参加者からは「我々に情報がなく、対処方法が分からず、不安と恐怖を感じている」「2度目のロックダウンは望んでいない」といった声が聞かれました。
この後、テネリフェ島の他の広場でも地元住民による別のデモが予定されています。