当時、高校生だった娘に性的暴行をしたとして順強姦の罪に問われた父親(54)が、7日までに上告せず、懲役8年とした二審の判決が確定しました。
富山県黒部市の元会社役員、大門広治被告(54)は、2016年に当時高校2年生だった娘の福山里帆さんに対して抵抗できない状態と知りながら性的暴行を加えた準強姦の罪に問われていました。
大門被告は一審・二審ともに無罪を主張していましたが、名古屋高等裁判所金沢支部は先月21日の控訴審判決で、「娘が抵抗できない状態であることに乗じた卑劣かつ悪質性が高い犯行」として懲役8年を言い渡した一審の判決を支持し、控訴を棄却しました。
大門広治被告(54)は7日までに上告せず、8日に懲役8年の二審判決が確定しました。
福山さんは実名で被害を訴えてきて、父親の判決確定を受けて次のようにコメントを発表しています。
福山さんコメント:
本日、判決が確定しました。ここまで来ることができたことに、まずは大きな安堵を感じています。私にとってこの裁判は、過去の出来事と何度も向き合い続けなければならない、重く長い時間でもありました。司法の場で判断が示され、その判断が確定したことは、私にとってとても大きな意味があります。
判決後、私は少しずつ元気を取り戻し、家族との日常も穏やかになってきました。
過去に縛られるだけではなく、これからの人生ややりたいことを前向きに考えられる時間も増えています。
ここまで来られたのは、警察、検察、裁判所をはじめ、関わってくださった多くの方々、そして支えてくださった周りの方々のおかげです。心から感謝しています。
私自身は、声を上げてよかったと思っています。
今回の裁判が、同じように家庭内性被害に苦しむ方にとって、選択肢の一つとして届くことを願っています。
父には、この判決を受け止め、事実と向き合い、心から反省してほしいです。
(富山テレビ放送)
