ゴールデンウィークが明け、子育て中の親を対象としたアンケートで約6割が子どものメンタルの変化を感じたと回答した。精神科医は「他人と比較する声かけはNG」と指摘し、共感と安心感を与える対応を勧めている。
「学校に行きたがらない」親の約7割がケア必要と回答
ゴールデンウィークが明け、7日から多くの仕事や学校が始まった。

安宅晃樹キャスター:
子育て中の親などを対象にした「ゴールデンウィーク明けに、子どものやる気低下などメンタルの変化について感じたことはあるか?」というアンケートで「非常に感じた」と「やや感じた」を合わせて約6割の親が子どもの異変を感じたことがあると回答しました。
榎並大二郎キャスター:
まさに今朝から息子が幼稚園再開だったのでどうなるかなと思っていたのですが、幸い普通に行きましたけど2025年の夏休み明けに登園渋りが始まったので、やっぱりドキドキしました。
山﨑夕貴キャスター:
大人でもゴールデンウィーク明けって仕事に行くのがちょっと億劫になったりしますから、子どもに変化が出ても不思議ではないですよね。
榎並キャスター:
環境の変化に弱いですからね。

安宅キャスター:
そこで7日のどうなの?は、ゴールデンウィーク明けの子どもに異変。寄り添い方とNG行為について見ていきます。まず具体的に子どもにどのような変化を感じたのか、ですが、回答で多かったのは、朝なかなか起きないとか学校などに行きたがらない。そして元気がない無気力といった回答が多くて、約7割の親が対応や何らかのケアが必要だと感じているそうです。親はどういった対応をしているのか、実際に街で聞いてみました。
取材班:
ゴールデンウィーク明けてどうですか?
4歳と1歳の母親:
(娘は)家にいたいと言ってました。
取材班:
お子さんにはどのように声をかけたんですか?
4歳と1歳の母親:
先生待ってるよ!楽しいよ!って。2日たったらまたお休みだよーと。渋々「うーん」みたいな感じで(保育園に)行ってました。でも行ったらきっと楽しんで帰ってくるので。
取材班:
親がなんて声かけたらいいでしょうか?
小学2年生の母親:
「確かにママもいやだなって。いやだけど頑張ろう」って言えばいいんじゃないですかね。一旦寄り添う。
高校1年生の両親:
今日までゴールデンウィークでお休み。
取材班:
子どもだけ学校に?
高校1年生の両親:
学校行ってますね。昨日「明日から学校だ」ってずいぶんへこんでました。まあ頑張れって。2日頑張れば土日なので。
取材班:
子どもの変化に気づきますか?
和歌山から旅行・小5と中2の親:
学校行くの嫌だなって感じする?
小学5年生:
うん、ある。
和歌山から旅行・小5と中2の親:
もう昔みたいに皆勤賞とかの時代でもないから、しんどければおうちで休んだらって。
小学5年生:
宿題が多いです。
取材班:
明日から学校ですね。
小学5年生:
はい…
和歌山から旅行・小5と中2の親:
頑張れ!

安宅キャスター:
本当にさまざまな声が聞かれました。
榎並キャスター:
うちの年中の息子も連休中も「幼稚園行ったら何して遊ぶの?」みたいな、なるべく途切らせないようにしたっていうのは良かったのかなと思います。
安宅キャスター:
そういった声かけをずっとしていたということですね。
三宅正治キャスター:
うちはそういうのはなかったんですけど、ただしんどかったら休んでいいっていう対応。これはあんまり言わないかなと。
遠藤玲子キャスター:
子どもの“休みたい”の本気度がどうなのかなって、その線引きが難しいかもしれないですね。うちの今朝に関しては、いつも以上に息子たち起きなかったので私は「起きなさーい!」と大きい声で叩き起こして、しかも昨日は早く寝なさいって言ったでしょって結構一悶着ありました。
精神科医が共感と安心感の声かけを推奨
安宅キャスター:
親としてやっぱり悩む部分だと思います。こういった時に、親はどういった対応すればいいのか、塩釜口こころクリニック・精神科医のさわ院長に伺いました。

安宅キャスター:
避けた方がいい“NG声かけ”と、“いい声かけ”があるそうです。まずNGな声かけとしては「みんな頑張っているから行きなさい」「他の人も行きたくないんだよ」というような形で、他の人と比較するような声かけをしてしまうと逆効果になるといいます。逆にいい声かけって一体どんなものなのかといいますと、例えば「しんどいよね。パパとママもこの連休明けつらいのはわかる」といったものですとか「学校行くための準備ができて偉いね」といったように、何が大切かというとまずは共感すること。そして安心感を与えるような声かけをすると頑張ろうって思える子どもが多いといいます。
遠藤キャスター:
他人と比較はしてなかったかもしれないですが、間違いなく今朝、私は共感はしてないです。まずいな…。

安宅キャスター:
もちろん子どもによってケースバイケースではあるんですが。では今度はゴールデンウィーク明けにちょっとした異変があったことに気づいたらどうすればいいのか、についても聞きました。子どもはやはり疲れに気づきにくい特徴があります。ですので、あまり予定を入れすぎない。これによってきちんと子どもが疲れに気づくことが大切であると。そして習い事などをされている子どもは、今たくさんいると思いますが、様子を見つつ、自由な時間を作ってあげる。これをすることによって、子ども自身も「あ、なんか自分の体少し変だな」と、そういった異変に気づくことができる。こういった対処がよいとのことです。
山﨑キャスター:
例えば子どもが学校行きたくないって言ったときに、ただゲームをしたいだけなのか、それともちょっと気持ちに変化があるのかって結構見極めるのは難しいと思うんですよね。具体的にどういう様子だったら気をつけた方がいいっていうのありますか。

安宅キャスター:
出雲いいじまクリニック・精神科医の飯島慶郎医師にお話を伺いました。休ませることも視野に入れた方がいいケースとして、明らかな体調不良。普段と違う体調不良や、そして強い抵抗感、不安感がある場合には休ませた方がいいと。そしてこれが一番私は気づきやすいかなと思ったのですが、普段好きなことや好きな食べ物などに対しての興味を示さない場合には要注意で、休ませることも視野に入れた方がいいといいます。
安宅キャスター:
一方で優しく登校・登園などを促すケースとしては、なんとなく漠然とした嫌悪感。なんとなく行きたくないな、嫌だなというもの。テレビやゲームなど娯楽を優先したい気持ちが動機になっている。そして一過性の気持ちの変化というのは、少しの声かけや励ましで子どもが前向きになったというときには登校登園を優しく促してもいいと指摘していました。

安宅キャスター:
ゴールデンウィーク明けの子どもの異変に気づいたときには、人と比べるような声かけはNG。もしも異変を感じたとしたら予定を入れすぎず、自由な時間を設けることも効果的だといいます。大前提ですが、子どもにもよりますので、普段の様子をしっかり見ておくということが大切ですね。
(「イット!」5月7日放送より)
