進学や就職など、新たな環境が始まって1カ月。心身の疲れが現れてくるのが「五月病」だ。
臨床心理士で郡山メンタルサポートの冨森崇さんは「環境の変化は本人が思っているよりもココロのエネルギーを使って、その消耗にようやく気づけるタイミング」と説明する。
冨森さんによると、五月病の症状には3つのサインがあるという。
1つ目は、眠れない疲れが取れないといった【体のサイン】。
2つ目は、なんとなく気分が沈む【心のサイン】。
そして、人に会うのが億劫になるなどの【行動のサイン】。
冨森さんは「まじめでがんばり屋で人に気を使う人ほど、なりやすいかなと思う。周りからすると“ちゃんとしている人”というのが、危ない」と指摘する。
親しい人と交流したり趣味に没頭する時間を作ったりして、ストレスをため込まないことも大切だ。
一方、学校に行きたがらない子どもも増える時期。
子どもたちの行動を受け止め、急がず待ってあげることが重要だという。
「自分の思いや気持ちを言葉にすることが難しい。だからこそ、言葉にならない気持ちを受け止めてもらえるというのは、すごく安心する」と冨森さんは話す。
忙しい毎日が再スタートする今、心の健康と向き合う良い機会かもしれない。