京都府南丹市の山林で男子児童の遺体が見つかった事件で、6日、殺人の疑いで父親が再逮捕されました。
殺害され、翌日までの短い期間で繰り返し遺体が移されたとみられる事件の一端が、徐々に見えてきました。
■約1000人が投入された捜索活動のさなか
小学5年だった息子の結希さん(当時11)の首を絞めるなどして殺害した疑いできのう、再逮捕された京都府南丹市の会社員・安達優季容疑者(37)。
関係者によると、安達容疑者は「私は、両手で結希の首を絞めて殺しました」と容疑を認めているということです。
【西中蓮アナウンサー】「安達結希さんは、3月23日朝頃、安達容疑者とともにこちらの学校周辺から自宅方面に引き返した後、殺害されたとみられています。およそ1000人が投じられた捜索活動のさなかに安達容疑者は遺体どうを移動させたのか、その一端が見えてきました」
事件当日、小学校付近まで車でやってきた安達容疑者。しかし、車から結希さんを降ろすことなく、市内の公衆トイレへと向かったとみられます。
■事件翌日までのわずかな時間で移動させたか
【西中蓮アナウンサー】「小学校から自宅の方向へ向かう途中にある、公衆トイレです。3月23日、こちらのトイレで安達容疑者は結希さんを殺害し、そして、ここから坂をのぼった先にある、自宅の裏山に結希さんの遺体を遺棄したとみられます」
死体遺棄容疑での逮捕後には、安達容疑者立ち会いのもとで、捜査も行われたとみられる自宅の裏山。
安達容疑者は事件が起きた23日、まずこの場所に遺体を遺棄し、翌日・24日までのわずかな時間で遺体を転々と移したとみられます。
■次に移動させたのは「重要な手掛かり」が見つかった場所
次に、遺体が移されたとみられる場所は、行方不明の捜索の中で、「重要な手掛かり」が見つかった場所でした。
【西中アナ】「結希さんの通学かばんが見つかった山中に来ています。当時はこの場所でも多くの捜査員が捜索活動を行いましたが、結希さんの発見には至りませんでした。
安達容疑者はこの場所にも、24日までの間、一時、遺体を遺棄していたとみられることが新たに分かりました」
結希さんの小学校からおよそ3キロ離れた通学かばんも見つかった山中。結希さんが殺害されたとみられる3月23日から翌日の24日の間に、ここに遺体が遺棄され、さらに靴が発見された場所へ移動されたとみられます。
■捜索にあたった消防団長「いつの間に...」
結希さんが行方不明になった直後から警察や地元の消防団は市内を捜索していました。そうした中で、いつ、どうやって遺体は移されたのか?
消防団長が、改めて取材に応じました。
【消防団長・野中大樹さん】「いつの間に...。安達容疑者も(警察から)もちろんマークもされていただろうし、その中でかいくぐって3カ所も4カ所もどうやって遺棄したんだろう」
消防団は、3月24日(捜索態勢:206人)、25日(122人)、28日(102人)に、山中を捜索していましたが、なぜ遺体が見つからなかったのか?
■「捜索しにくい場所を選んだのではないか」
23日に遺体が遺棄されたものの、消防団の捜索が始まる前に移動された可能性や、24日の捜索終了から、25日の捜索開始までのわずかな時間だけ、この場所に遺体を遺棄された可能性などもありますが、詳しい時系列はまだ明らかにされていません。
【消防団長・野中大樹さん】「(安達容疑者は)捜索しにくい場所を選んだのではないか。頭を下げた容疑者…『ちょっと変やったな』と思うと思ったけど、未だにそうは思わない。(演技が)上手やなと」
一体なぜ、短期間にこれだけ移動を繰り返したのか。警察は、さらに詳しい経緯を調べています。
(関西テレビ「newsランナー」2026年5月7日放送)